Special Features Related to This Product

Books

二百十番館にようこそ

Tomoko Kanou

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163912417
ISBN 10 : 416391241X
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2020
Japan

Content Description

ネトゲ廃人で自宅警備員の俺は、親に追放されるように離島での暮らしを始める。金銭面の不安解消のためにニート仲間を集めてシェアハウスを営むうちに、ゲームの中だけにあった俺の人生は、少しずつ広がってゆき…。青い海と空のもと始まる、人生の夏休み!

【著者紹介】
加納朋子 : 1966年、福岡県生まれ。92年『ななつのこ』で鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。95年『ガラスの麒麟』表題作で日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
ニート男性が親から追い出されて離島でシェ...

投稿日:2021/03/03 (水)

ニート男性が親から追い出されて離島でシェアハウスを始める話です。 この主人公、ネトゲ廃人でもあります。集まる住人は一癖ありそうな 連中ばかり。うまくやっていけるのか、というのが物語になります。 ニートでネトゲ廃人ですが、結構な生活力とコミュニケーション力が ありました。ここは加納先生の優しいまなざしが注がれているのでは ないでしょうか。 またお話もロールプレイングゲーム風に、イベントをクリアしていく ような感じでテンポよく進みます。 これだけですと普通のニート独立物語ですが、さすが加納先生、 最後に驚きの展開を用意してくれました。物語が一変します。 とてもおもしろかったです。

WM-102 さん | 不明 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • しんたろー

    ニートでゲームオタクの男性主人公で話が進み、マニアックな笑いの要素も多いので「いつもの加納さんらしくないなぁ」と思いながら読んでいたが、途中から温かくて優しい加納テイストがグイグイ押し寄せてきた。イヤな登場人物がいなくて、上手く事が運ぶ展開なので「けっ!」と思う人もいるだろうが、人情味多い人の繋がりは勿論、島や猫の描写にも癒された。終盤は加納さんらしい「日常ミステリ」的な種明かしもあって、それがチョットした感動になるのも好みだった。今が上手くいっていない人へのエールが込められた前向きになれる素敵な作品。

  • ウッディ

    家を追い出され、叔父から相続した小さな島の元保養所で暮らすことなったゲームオタクのニート。生きていくために同居者を募り、島の老人たちと交流することで自立していく。色んな事情でニートになった人でも優しい人達に囲まれて頼りにされれば自信を取り戻していく、一歩踏み出す勇気の大切さを教えてくれる一冊でした。描かれたゲームも面白そうで、アバターのキャラがその人の本質を表しているのかもしれないと思った。タピオカさんの正体に驚き、後半のミステリーもすっきり温かい結末で、こんな島があれば行ってみたい。面白かったです。

  • ひさか

    オール讀物2019年2、5、7、9,10合併、11月号、2020年1、3,4合併号に掲載したものを2020年8月文藝春秋から刊行。ニートが島でシェアハウスを運営しながら暮らして行くお話。展開が都合良すぎるように思いますが、次から次へとおこる問題になんとか対応していく様子が面白く楽しい。話に出てくるオンラインゲーム世界の描き方が上手く(深く入り込まないのが良い)、展開に彩りをもたらします。

  • 紅はこべ

    ダメな奴、バカな奴はいるけれど(主人公からしてそう)、根っからの悪い奴は出てこない、加納さんらしいといえばらしいお話。設定や話の進行が御都合主義的な気がしないでもない。結局、親は子供を愛しているってことですね。これからの彼らの問題は恋愛ですね。これだけは島やゲームだけでは解決しないな。オンラインゲームプレイヤーが主人公って、今期のドラマでもあるけれど、これからも増えるんだろうな。早速『鬼滅の刃』への言及あり。

  • とろとろ

    ニートで自宅にいる20代の主人公。両親の苦肉の策で離島に残された伯父の遺産を相続することに成って体良く追い出される。金銭面の不安解消のためにニート仲間を集めてシェアハウスを営むうちに、島の人達と色々な触れあいがあって、ついに島で永住することを決意する…というお話かしらね。最初はどうしようも無いネットゲームのニートオタクだったが、そのゲームを通じて知り合った人達とシェアハウスで暮らすという設定が面白い。離島の設定も独特で情景が浮かぶようだった。女性の登場が少ないけれど、ちょっと色をつけて映像化して欲しい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items