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ペンギン・ハイウェイ 角川文庫

Tomihiko Morimi

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041005613
ISBN 10 : 4041005612
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan

Content Description

僕は知りたい。この世界の始まりについて、そしてお姉さんの謎について。

小学4年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんが関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

【著者紹介】
森見登美彦 : 1979年、奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。10年『ペンギン・ハイウェイ』で日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ボーイミーツガールにファンタジーが合わさ...

投稿日:2021/03/04 (木)

ボーイミーツガールにファンタジーが合わさった話である。子供目線で話が進んでいく。未来に予感を感じさせてくれ、爽やかな作風。

kenny さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア

    ファンタジーとも違い、かといってリアリズム小説でもない。ペンギンやお姉さんをはじめとした諸々の事柄は、「ぼく」の思惟や感情を寓意的に表象したメタファーなのだろう。たしかに「ぼく」は小学4年生にしては無理があることは否めない。しかし、作者にとっては、10歳の今でなければならなかったのだろう。その一夏で「ぼく」が失ったものは余りにも多い。物語の最後は涙を誘われる。それは、これが私たち自身の喪失の物語でもあるからだ。「ぼく」は、このイニシエーションを経て、新たな地平に旅立つ。たくさんのものを後に残しながらだ。

  • ミカママ

    ちくしょぉぉぉ、泣かされた。SFもファンタジーも苦手なのに。(ミカママ的)恋愛小説部門、今んとこ今年ベスト❗️

  • ちくわ

    歩けよ乙女や四畳半は一連の京都大学生☆御伽噺であったが…本作は随分と毛色が違う。宮崎駿テイストが溢れる森見作品で第一印象は『となりのトトロ』っぽい。シュールでポップな森見節で話が進む…ほんわか面白い。ちょっぴり自意識過剰でおませでおっぱい星人な『ぼく』がイイ! 普通は脇役が良い味を出すが、こんなに主人公が際立つ小説は初めてかも? ちっちゃな不思議から、ラストに向けて壮大なドラマが巻き起こるが、SF小説のような哲学書のような…でも児童文学のようでもあり、後2回は読まないと浅学な自分は理解に至らない気がした。

  • しゅら

    めっちゃSFでファンタジーでした。でもSFなのに科学で謎が解明されない。謎が新たな謎を生んでるという感じ。情景の描写とかステキだし、小学生たち楽しい仲間たちだけれどややのんびりおだやかすぎて刺激が足りない。後半は結構展開したけれど。ホントに不思議なかわいい話。映画も?マークが出そうですが(笑)見てみます。「他人に負けるのは恥ずかしいことではないが、昨日の自分に負けるのは恥ずかしいことだ」「ハマモトさんはまるで大人みたいに鼻を鳴らした。「仲良くしなくてもいいよ。誰とでも仲良くするなんて、不可能だもん」」

  • チェシャ猫

    相変わらず この人の文章は馴染むのに時間が掛かる。けど 最後は熱中してしまうのが不思議だ。初めはほのぼの系かと思ったら ラストは物悲しい最後で・・・。淡い初恋とSFと小さい頃への郷愁とあこがれを混ぜたような作品でした。

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