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悪の芽 角川文庫

Tokuro Nukui

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041138748
ISBN 10 : 4041138744
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

世間を震撼させた無差別大量殺傷事件。事件後、犯人は自らに火をつけ、絶叫しながら死んでいった――。元同級生が辿り着いた、衝撃の真実とは。現代の“悪”を活写した、貫井ミステリの最高峰。

【著者紹介】
貫井徳郎 : 1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。93年、第4回鮎川哲也賞の最終候補作となった『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』第63回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞、『後悔と真実の色』第23回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    子供の頃に何気なく言ったことがもし大事件の引き金になったら?たくさんのファンが詰めかけるアニコン会場で起こった無差別の連続殺傷事件。死者8名、重軽傷者30数名を出したこの犯人は自らも焼身自殺を遂げる。この犯人が小学校の同級生だったことを知り安達は衝撃を受ける。子供の頃に彼・斎木が虐められるきっかけとなったのは安達のひと言だったのだ。何が斎木をこのような凶行に駆り立てたのか?自責の念から犯人・斎木の人生を辿る安達。そしてたどり着いたのは斎木の抱えていた怒りと絶望。誰しもある心の闇に切り込んだ社会派ミステリ。

  • GAKU

    こんな世の中だからこそ他人を思いやり、困っている人がいたら手を差し伸べる。そんな気持ちを忘れてはいけないと、あらためて気付かされた作品でした。ただ理由はどうであれ、斎木の犯した罪は赦されるものではない。

  • カブ

    プロローグの悲惨な無差別大量殺傷事件。犯人はその場で油を浴びて焼身自殺してしまう。なぜそんなことを。誰もがその動機を知りたいと思う。小学校の時の同級生が犯人斎木だと知った安達は、自分たちのいじめがその原因ではないかと悩み、調べ始める。幼い頃のちょっとしたことが原因かも。自分にはちょっとした事でも、相手には重いことかもしれない。人は想像力が必要なんだと考えさせられた。

  • てつ

    社会派ミステリーを書かせたら当代随一でしょう。本作も例外ではないです。ラストまでは。ただラストは別の意味でいいシーンで終わる。事件は人を悪くするだけではない。いい方向で進化もする。いい小説でした。

  • ペーパーピーポー

    読めば読むほど気が滅入ってくる。 これぞ貫井徳郎! 大好き。

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