Books

不等辺五角形

Tokuro Nukui

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488029234
ISBN 10 : 448802923X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan

Content Description

避暑地の別荘で、事件は起こった。幼馴染みの男女五人のうち、ひとりが死体となって発見され、ひとりが「私が殺した」と告げて警察に連行される。残された三人は弁護士に証言をしていくが、同じ出来事を語っていても当事者の思惑は三者三様に異なり、事件をめぐる人物像と関係性はめまぐるしく変貌する。五人の間に何があったのか。関係者の証言のみで構成された、息を呑む心理劇の結末は。著者の新たな到達点となる長編ミステリ。

【著者紹介】
貫井徳郎 : 1968年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒。93年に『慟哭』でデビュー。2010年『乱反射』で第六十三回日本推理作家協会賞を、『後悔と真実の色』で第二十三回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • パトラッシュ

    5人の仲良しグループ内で起こった殺人事件について弁護士が関係から証言を聴いていくうちに、当初思われていたのとは異なる事実が浮かび上がる。各人の思惑と隠し事が次々明らかになり、細かい伏線が張り巡らされて意外な真相まで読ませる力はミステリとして一級品といえる。ただ物語の前提として、海外のインターナショナルスクールでの日本人同級生仲間が20年以上も濃密な交際を続けていたとは、自分なら一刻も早く抜け出したいので不自然だ。作者も説明に苦心していたが、1人でも新しい友人が出来たら崩壊するので作り物の感は拭えなかった。

  • starbro

    貫井 徳郎は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、男女五人不恋愛群像劇でした。やはり恋は盲目ということでしょうか❓ https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488029234

  • モルク

    マレーシアのインターナショナルスクールで一緒だった日本人男二人、女三人の5人組。帰国後も付き合いは続き、訪れた資産家聡也の別荘で雛乃が殺される。犯人はこの中の一人、一番おとなしい梨愛だという。それぞれが弁護士に語る一人語りで構成されている。最初は仲のよさを強調しているそれぞれだが、次第に被害者雛乃への不満や恋愛関係と本音がちらりと垣間見れる。最終梨愛の話で一挙に展開する。男尊女卑や同性愛も関わってくるのか。「不等辺五角形」という題名は秀逸である。が、重成が目を見張るほどの美男子、女性陣皆美人は解せない

  • しんたろー

    貫井さんの新作は、著者の高品質な作品群で私はBEST3に挙げたい佳作『愚行録』と同様のインタビュー形式で構成…5人の幼馴染が集った別荘での殺人事件と、その犯人の動機を探ってゆくミステリ…著者らしい人間造形の巧みさで5人が目に浮かぶようなリアリティがあるし「何が本当なのか?」と興味を惹いてサクサク読めた。最後に犯人が殺害時の独白をするが「科学捜査で現場と遺体を調べたら、真相は判ってしまうのでは?」と思えるのと、動機についても薄々と予想がついてしまって、そこそこ楽しめたのに『愚行録』には及ばずに残念な気分。

  • まちゃ

    マレーシアのインターナショナルスクールで出会ってから二十年以上の付き合いになる三十歳間近の5人の男女。重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃。重成の海外赴任の送別を兼ねて、聡也の葉山の別荘で旧交を温めた夜に起こった悲劇。一人が被害者に、一人が被疑者に。被疑者の弁護士が残された関係者3人の証言を集める形で展開する物語。「5人の間に何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか」。5人の人間性、関係性が徐々に明らかになっていく心理劇形式は好みでした。真相は少し呆気なかったですが、それでも面白かったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items