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Googleのソフトウェアエンジニアリング

Titus Winters

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784873119656
ISBN 10 : 4873119650
Format
Books
Release Date
November/2021
Japan

Content Description

Googleの現役ソフトウェアエンジニアたちが、超大規模ソフトウェアの開発と保守を長期的に支えてきたGoogle社内の多様なベストプラクティスを、文化、プロセス、ツールの側面からこの一冊に凝縮。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストという3つの基本原理に沿って、コードを持続可能にする方法論を紐解きます。「謙虚、尊敬、信頼」、心理的安全性、ダイバーシティとインクルージョンなど公正を重んじる文化から、コードレビューやテスト構成法など人間の行動を規定するプロセス、継続的インテグレーションや大規模変更システムなど変化への対応を支援する自動化ツールの基盤技術まで、Googleが試行錯誤を経て獲得した教訓を余すところなく紹介しています。経済学、心理学、マネジメント論などを背景にした人間への深い洞察をふまえ、データ駆動かつトレードオフから導かれる、定量的かつ定性的な決定プロセスも解説。Googleの成長力の源泉を理解でき、得られる知見は、学生から組織の意思決定者、小規模スタートアップからデジタルトランスフォーメーション(DX)を目指す大企業まで、幅広く活用できます。

目次 : 第1部 主題(ソフトウェアエンジニアリングとは何か)/ 第2部 文化(チームでうまく仕事をするには/ 知識共有 ほか)/ 第3部 プロセス(スタイルガイドとルール/ コードレビュー ほか)/ 第4部 ツール(バージョンコントロールとブランチ管理/ Code Search ほか)/ 第5部 結論

【著者紹介】
タイタス・ウィンタース : Googleのシニアスタッフソフトウェアエンジニアで、2010年からGoogleに勤務している。現在、C++標準ライブラリーの設計のためのグローバルな分科委員会の委員長を務める。Googleでは、GoogleのC++コードベースのためのライブラリーリードを務める。このコードベースは、月に実人数1万2000人のエンジニアたちが編集する2億5000万行のコードである。過去7年間、Titusと彼のチームは、現代的な自動処理とツール環境とを用いて、GoogleのC++コードベースの基礎となるコンポーネントを組織し、保守し、発展させてきている

トム・マンシュレック : Googleのソフトウェアエンジニアリング領域のスタッフテクニカルライターとして2005年から在職しており、インフラストラクチャーとプログラミング言語の分野におけるGoogleの中心的なプログラミングガイドの多くについて、作成と保守を担当している。2011年からGoogleのC++ライブラリーチームのメンバーであり、GoogleのC++ドキュメンテーションのセットを作成し、(Titus Wintersとともに)GoogleのC++トレーニングクラスを開講、GoogleのオープンソースのC++コードであるAbseilのドキュメントを作成した。マサチューセッツ工科大学(MIT)で政治学の学士号と歴史学の学士号を取得している。Google入社前は、マネージングエディターとしてPearson/Prentice Hallや様々なスタートアップで勤務してきた

ハイラム・ライト : Googleのスタッフソフトウェアエンジニアで、2012年からGoogleに勤務しており、Googleが保持するC++コードベースの大規模保守の分野に主に携わっている。Googleの歴史上、他のどのエンジニアよりも多くの個別の編集をGoogleのコードベースに加えており、Googleの自動変更ツール環境グループのリードを務めている。テキサス大学オースティン校にてソフトウェアエンジニアリングの博士号を取得しており、またテキサス大学の修士号とブリガムヤング大学の学士号を保持する。またカーネギーメロン大学の非常勤客員研究員である。ソフトウェアの保守と進化というテーマに関し、カンファレンスでの講演や、学術文献へのコントリビューターとして、積極的に活動している

竹辺靖昭 : 日立製作所、グリー株式会社等を経て、2015年よりグーグル合同会社にてソフトウェアエンジニアとして勤務。組み込みシステムから大規模Webアプリケーションまで、幅広い分野でのソフトウェア開発の経験がある。現在は主にWebアプリケーションのフロントエンド開発を担当し、TypeScriptのリーダビリティを取得すべく日々奮闘している。数学及び情報科学を学び、東京大学の修士号と京都大学の学士号を取得している

久富木隆一 : アマゾンジャパン合同会社のシニアソリューションアーキテクトで、ゲームを中心としたアプリビジネスの技術コンサルティングに従事している。東京大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ショア

    図書館本。こんな分厚い技術思考書を図書館で借りるとは何事か自分。プログラミング(短期的)ではなくシステムのソフトウェアエンジニアリング(中長期的)についてGoogleにおける手法を例示しながら網羅的にあるべき姿を啓示する。期限があるため流し読みで各章の結論と要約を重点的に読んだため中身の文脈(背景と理由)を把握するともっと理解が深まりそう。自分なりのまとめをgoogleのNotebookLMにソースとして入れたらすぐにマインドマップに要約してくれて絶賛イノベーションに驚愕中🤯

  • masabi

    【概要】googleのサービスを支えるために実践される技術・文化・プロセスを解説する。【感想】12月から読み進めてようやく読了した。時間と変化、規模と成長、トレードオフとコストの観点から技術・文化・プロセス・ツールまで扱う題材は広い。属人化を廃し自動化や合理化を進め待ち時間を短縮する。エンジニアが本質的な事項に時間をかけられるよう環境が整備されている。後半は特に流し読みした章もあるが、次に読んだときには関心に合致しているかもしれない。網羅的なので自分の関心を探るにもよさそうだ。

  • ニョンブーチョッパー

    ★★★★☆ 本の分厚さに読むのをためらっていた本を一念発起して、少しずつ読み進めた。Googleの内部で働かないと知ったり感じることができないようなことを知ることができた。特に前半に書かれていた、文化のこと、開発プロセスのことは自分の業務でも活かせるところがありそう。

  • 人生ゴルディアス

    大著。40時間くらいかかった……。可能性のあることはほぼすべて起こるレベルの規模でサービスを提供する場合、それを支える技術の合理性のみならず、その技術を発展させる方法論にまで合理的にならなければ、いつかコストが線形に増大して自滅する……。生命体が単細胞から現在の形になったのを、人間が理性と試行でどうにかしていく過程に近いかもしれない。エンジニアの時間的コストを常に最優先し、徹底的に計算資源と統計的優位性で置き換えられないかと模索するアプローチは宗教の域。ネ甲エクセルでは立ち向かえるはずもなし!

  • 水紗枝荒葉

    真っ当だが、それゆえに読むのが退屈で頭に入ってこない感じがある。あと684ページは長い。輪読するのが良さそう。

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