CD

Dirty Needles and Pins

The Routes

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
GWY035CD
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

大分県在住英国ロッカーTHE ROUTES:前作から間髪入れず放つ充実の6thアルバムと、The Routesクリス・ジャック責任編集:現代ジャパニーズ・ガレージ・シーンを切り取った秀逸オムニバス!

この3月に5thアルバム『IN THIS PERFECT HELL』をリリースしたばかりの大分発英国ロッカー・THE ROUTESが、早くも6thアルバム『DIRTY NEEDLES AND PINS』をリリースする。今回も要チェックの快作だ。1stアルバム『LEFT MY MIND』(2006年)から11年。THE ROUTESは大分在住の英国人クリス・ジャックを中心に、その時々でメンバー編成や音楽的方向性を変化させながら、ガレージを基調とするガッツある音を聴かせ続けて来た。今回のアルバムは前作同様にドラム以外の楽器とヴォーカルをすべてクリスが担当し、ジョナサン・ヒルハウスがパワフルで歯切れ良いドラムを叩いている。
 ぐっとサイケデリックに寄った印象が強かった前作に対して、CDとアナログの両方でリリースされる今回のアルバムはA面とB面/前半と後半で違ったアプローチを聴かせる。当初はEPをリリースするつもりで様々なタイプの曲を作り録音を行なっていたというが、今回のリリース元であるニューヨークのGREENWAY RECORDSがそれらすべての曲を気に入り、二つの方向性を1枚のアルバムの中で提示することとなった。同様のアプローチは60年代にBLUE CHEERなども行なっていたが、BLUE CHEERがアルバムのA面とB面でメンバーも違っていたのに対して、クリス・ジャックはほとんど一人でやってのけている。クリスのマルチな才能が発揮された1枚と言えるだろう。
アナログA面(CDの1〜5曲目)はアメリカのガレージ・パンクや英国のフリークビートに影響された楽曲が並び、音質も意図的にローファイな録音となっている。ソリッドなR&Bガレージを聴かせていた初期の音楽性を彷彿とさせるアプローチだ。クリス・ジャックによれば、THEE HEADCOATS、THE PRETTY THINGS、THE WAILERS、オムニバス『NUGGETS』に収録されていたガレージ・バンド群、そしてMUDHONEY、更にはグループサウンズのザ・カーナビーツあたりをも意識したという。
一方でアナログB面(CDの6〜8曲目)は1曲を除いて5分以上の曲が占める。こちらは前作『IN THIS PERFECT HELL』の延長線上とも言えるサイケ寄りの方向性で、音質もハイファイ、A面とのコントラストは際立っている。クリス・ジャック曰く、THE DOORS、ALICE COOPER、アーサー・ブラウン、THE SEEDS、イギー・ポップ、そしてSPACEMEN 3やLOOP、GALAXIE 500などもイメージしたという。曲によりレイ・マンザレクあたりを思わせるムーディーなオルガンが前面に出ていて、前半5曲とは全く違うアプローチとなっている。
ヴィンテージな音楽性に90年代以降の要素を巧みにミックスしつつ、歌われている内容は現代に即してクリス・ジャックの思うところ。カルマ、ナルシスト、性欲不振、戦争、移民、混沌、そしてアメリカの白人たちの“特権”についてなど。前作同様、ガレージ/サイケデリックのファンに限らず必聴の1枚と言える。


(メーカーインフォメーションより)

Track List   

  • 01. You'll See 2. Ego A Go Go
  • 02. I Ain't Convinced
  • 03. Somebody's Child
  • 04. Dysphoria
  • 05. All I Find
  • 06. My Hardened Skin
  • 07. No Return

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Comprehensive Evaluation

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