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世界最古の物語 バビロニア・ハッティ・カナアン 東洋文庫

Th.h.ガスター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582808841
ISBN 10 : 4582808840
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ギルガメシュ叙事詩ほか、旧約聖書やホメロスの叙事詩よりもはるか以前、四千年前に近東で語られていた物語。遺跡の粘土板上に残されたそれらを復元・解説し、わかりやすく語り直す。

目次 : バビロニアの物語(ギルガメシュの冒険/ 神々の戦争/ 借りものの翼/ 逃した幸運/ 虫歯はどうして生じたか)/ ハッティの物語(姿を消した神様/ 石の怪物/ 計略で捕えた竜/ 狩人のケッシ/ “善”さんと“悪”さん)/ カナアンの物語(天の弓/ 誓いを忘れた王様/ バアルの物語)

【著者紹介】
矢島文夫 : 1928年生まれ。アラビア語学者、オリエント学者、翻訳家。京都産業大学教授、宮城学院女子大学教授を歴任。2006年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪

    東洋文庫二冊目♪う〜ん、物語につられて読んだが少し残酷な神話が多いな。オリエント文学は初めて読んだ。漫画や世界史で学んだから読めると思ったけどちょっと端折ってしまった。もう少しあの時代の知識を取り入れてかでないとキツイ・・。あの時代の神々からすると人間はやはり似ているのかもしれないな。

  • roughfractus02

    後に死海文書を英訳(1956)する著者が、その解読に沸く1950年代、メソポタミアの3地域(バビロニア、ハッティ[ヒッタイト]、カアナン[カナン])にある粘土板の楔形文字(シラブル/単子音)から読み解かれた13の物語を、不明な点を補足し概説して各物語を比較したのが本書である(原著1952)。神と人の脱自的交感の垂直時空、人同士の言語的伝達の水平時空を区別したM・エリアーデの序文から各物語に入ると、ギルガメッシュの英雄譚でもバアルの物語でも世界の外を伝えるメディア(霊媒→媒体)の変容の跡に触れる感じがする。

  • ドウ

    タイトル通り、世界最古の文明であるメソポタミアで流布していた文学を翻訳し、一部断片から内容を推測の上補った本。簡単に言えば短編集で、有名なところではギルガメシュ叙事詩なんかも含まれている。ユダヤ人東洋学者が著したため、解説が旧約やギリシャ以西のヨーロッパ文明との関連を重視しているものの、全体的に@普遍的な民話の特徴と、A3つの一神教揺籃の地ならではの神の描き方が印象的。無教養な私でも、「これはクルアーンに影響を及ぼしてるな」と分かる箇所がいくつか。古代聖書学・一神教の宗教学を学ぶ人は目を通して損はない。

  • sai

    バビロニアの物語とハッティの物語、カナアンの物語、いろんな話があって神様たちがいて。 偉大な神でも、他に古い神々や知恵のある神に助けを求めるし、少し虚言ぽいのとか根回しとか自分に有利になるように先回りしたりとかとても人臭い...(人間の方が神の模倣ってこともあると思うけど) 解説が合間合間にたくさん入ってて長いなぁとも思ったけど、伝承が伝わる地域での暗黙の了解とかそういう下地がわかるのもあって面白かった。

  • 古代の神話を説和風に概略を知れるのでとてもよかった。初めてギルガメッシュ叙事詩の全容を知れてよかった。バアルと神の戦いが季節の交代を表してるとかなるほどなあという感じ。引用ソース元と根拠が必ず書かれてるので解釈が大胆でも別にいいかな。なにより一般の人々が内容を知るためにっていう意義がとても素晴らしいと思った。

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