Books

潮音 第二巻

Teru Miyamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163919478
ISBN 10 : 4163919473
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan

Content Description

幕末・維新の動乱を描く宮本文学初の大河歴史小説、いよいよ佳境へ!
時代は江戸幕府最末期の安政から元治年間。お登勢を妻に迎え薬売りとして一本立ちした弥一は、「高麗屋」の主・金兵衛から、京で二、三年暮らし、経験をさらに積むよう言われる。その頃京には、島津久光が兵を率いて上洛し、天皇を奉じて幕府と対決する――との噂が流れていた。弥一は、薩摩藩邸に向かい旧知の園田矢之助と面会する。尊王攘夷の嵐はますます吹き荒れ、寺田屋事件、池田屋事件と血なまぐさい騒動が続く。さらに攘夷派のもう一つの雄・長州藩と諸外国の間で紛争が起き、いよいよ幕府の権力は崩れつつあった。

【著者紹介】
宮本輝 : 1947年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため三年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦〓』『青が散る』『流転の海』(全九部。毎日芸術賞)『春の夢』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro

    宮本 輝は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。前月の第一巻に続いて、今月は第二巻です。第二巻 の舞台は動乱の京都、江戸幕府崩壊前夜まででした。続いて第三巻へ、来月も読みます。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163919478

  • KAZOO

    第二巻目は、江戸時代の終焉近くの安政の大獄、桜田門外の変、寺田屋、池田屋事件などを経て禁門の変で終わります。ここら辺の状況はさまざまな作家さんの作品でよく読んでいるのでかなり理解しています。ただこの小説の主人公の薬売りたち(薬隊)が京都などでどのような関わり合いを持っていたのかが話の主題となっています。毎回の付録の「読む薬」(著者の言葉)を楽しんでいます。

  • しゅう

    第二巻では安政の大獄、桜田門外の変、生麦事件、池田屋事件、禁門の変などが描かれる。薩摩藩士、園田矢之助との親交を深くする主人公弥一。もはや薬売りの行商は行ってはおらず、幕末の情報収集が専らの仕事。尊皇、攘夷、開国、倒幕、様々な思想が錯綜していたこの時代において情報収集は重要な役割だったのだ。弥一が誰に向けて語っているのかもようやく分かった。いろんなエピソードが語られたが、才児の妹お雪の話が最も心を打った。才児は憎めないいい奴だ。

  • ゆみねこ

    富山の薬売り・弥一が語る幕末のこと。京都での働きは家族にも秘密にする危険なもの。安政の大獄から蛤御門の変に至るまでの京都の動乱、弥一が富山の民のためにと心に決めたこと。いよいよ末期を迎える徳川幕府と沸き上がる倒幕運動の行方。聞き手がどういう人物なのか、次巻も楽しみだ。

  • キムチ

    如何せん、筆者とは肌が合わないことを痛感。この語りにだれ 読むのが辛かった。舞台は暗雲垂れこめ急変相次ぐ不穏な状況にも関わらず・・今一つ盛り上がらなかった。今とは違いSNS,netがない時間 市井の人々は「何が善か悪か」眼前に見えるものと空気、そして僅かな経験則から判断をしていくしかない(当の本人は先祖からの教えが最重要と思う人が大半だったろう)〜”世の中がどう変わろうと、俺にはかわいい女房と子供がいる”筆者の創作の科白だろうがいい意味での視野狭窄が時代を生きるベストスタンス。精一杯生きて。ある日突然

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items