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人生の道しるべ

Teru Miyamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087716238
ISBN 10 : 4087716236
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

困難な時代を生き抜く、知恵の対話。

創作、家族、人間関係、健康、死生観…
小説が問いかける「幸せ」のかたちとは。
二人の作家の思索が詰まった珠玉の対話集。

「現実は理不尽だから、せめて小説では心根のきれいな人々を書きたい」(宮本輝)
「人が救われるための小商いがやれれば幸せ」(吉本ばなな)
人間の「生」を力強く肯定する作品を書き続けるふたりの作家が、20年ぶりに出会い、そして語った。文芸WEBサイト「RENZABURO」での3年の対話をまとめた一冊。


【著者紹介】
宮本輝 : 1947年兵庫県生まれ。広告代理店勤務を経て、執筆活動へ。77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。著作に『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞文学部門)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)など

吉本ばなな : 1964年東京都生まれ。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞し、デビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』でで山本周五郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • いつでも母さん

    宮本輝氏と吉本ばななさんの対談。どちらかと言うと、対談集は苦手なのだがこれは良い!真摯にゆったりと私の周りの空気が漂う感じで読了した。これは、このお二人の交流がそのまま本になったのだろう。自然な感じがする対話だと思った。宮本作家には、どうしても『流転の海』の完結編を心待ちにしていることを伝えたい!!

  • starbro

    11月の1冊目はこちらです。両者とも好きな作家で異色の組合せのため、興味を持ち手に取りました。やはり年の功でしょうか、宮本輝のエピソードの方が面白かったです。特に手製のドスと無修正のPLAY BOY(雑誌)を交換した話(笑)また宮本輝の愛読書が「赤毛のアン」というのは大変意外でした。吉本ばななは、私よりも若いと思っていたのですが、一つお姉さんであることが判明しました!

  • はたっぴ

    私の両親は宮本さんの小説が好きだ。特に亡くなった父は作品を読むたびにしみじみと感想を語っていたものだ。「作家は庭の花を差し出すようなもの。人の裏側やネガティブな部分を何の加工もなく醜いままに書いた本を買ってもらおうと思わない。」という言葉に宮本さんの作家魂を感じた。恐らく父はその魂に深く共感したのだろう。若いときにパニック障害を患い、長い間苦しんだという宮本さん。ばななさんとの対談集は、ばななさんが聞き役に回るような形ではあったが、お二人の小説に対する熱い気持ちが込められた充実の一冊だった。

  • Mumiu

    だいすきなおふたりの対談集。ネスカフェのCMに出てらした宮本輝さんのイケメンぷりにため息をつき、ばななさんの新刊が出るたび欠かさず買っていた日々を思い出す。宮本輝さんがたいへんな思いをされて文筆の道に入られたこと、からだを悪くされる寸前だったこと。ばななさんが物語に込める想いと、精力的に飛び回っている現在。おふたりの物語に惹かれるわたし。いろいろ納得がいきました。

  • かりさ

    宮本輝さんと吉本ばななさんの対談集。とても良かったです。折しも自身の身体のことや子供のことなどで気持ちが張り詰め、思い悩んでいた只中でした。お二人の長い交流の繋がりがあるからこそ交わす言葉ひとつひとつが優しくて、深くて、重みがあって、人間大いに失敗し悩むことこそ成長なのだ、と勉強になりました。輝さんの『錦繍』(大好きな作品)、『優駿』を書いた頃のこと、毎年必ず読むという作品たちを知れたのも収穫でした。そして「男の子の突飛な行動力」に妙に納得したり笑。私は毎年読みたい本をこの本にしたいくらい素敵でした。

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