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もうひとつの「流転の海」 新潮文庫

Teru Miyamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101307596
ISBN 10 : 4101307598
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「流転の海」全九部を読了した時の感動の中に芽生えた小さな喪失感は、やがて熊吾ロスとなって大きく育っていく。そこで、調査するライター堀井憲一郎が、宮本輝の全短編、全エッセイを渉猟し、松坂一家と思しき人々の軌跡を捉えた作品を探し出した。「寝台車」「吹雪」「夕刊とたこ焼き」「力道山の弟」「小旗」「お天道様だけ追うな」「眉墨」等、「流転の海」の輝きそのままの傑作が15編集まった。

目次 : 力/ 寝台車/ 吹雪/ 雪とれんげ畑/ 夕刊とたこ焼き/ 正月の、三つの音/ 力道山の弟/ 私の「優駿」と東京優駿/ 紫頭巾/ 私の愛した犬たち/ 「風の王」に魅せられて/ 小旗/ お天道様だけ追うな/ 眉墨/ 母への手紙―年老いたコゼット

【著者紹介】
宮本輝 : 1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。’77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数。2010(平成22)年、紫綬褒章受章。’18年、「流転の海」シリーズ全九部(毎日芸術賞)を完結させた

堀井憲一郎 : 1958(昭和33)年、京都市出身。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    宮本 輝は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。「流転の海」シリーズも3年前に完読しています。リアル「流転の海」を巡る短編小説&エッセイ、15編のアンソロジー、オススメは『私の「優駿」と東京優駿』&『小旗』&『母への手紙−年老いたコゼット−』です。 https://www.shinchosha.co.jp/book/130759/

  • あすなろ

    長年に亘り刊行毎に追いかけた流転の海シリーズ。同シリーズは完結したのだが、所謂ロスという穴はある。そんな僕やファンの為に堀井氏がチョイスして編んでくれた嬉しい一冊。そもそもこの表紙を書店で見かけただけで購入決定。帯には、松坂一家はまだここにいるとまで。束の間、流転の海の世界に戻って浸り、かつ、これはあのシーンか?こうだったっけ?こんな事あったなと邂逅。嬉しかった一冊。もう一冊作って頂けませんか、堀井さんと新潮社さん。まだまだ編めそうなあとがきを拝見しましたよ。

  • ゆみねこ

    夢中で読んだ「流転の海」、本作は堀井憲一郎さんが宮本氏の全短編・全エッセイから松坂一家の軌跡を紡いだ作品を取り出してくれたもの。読みながら、そうそうこんなシーンあったなとか、晩年の若い女との不倫は母と息子を手酷く痛めつけていたのだと再確認したり。「母への手紙」は、感動で涙が…。堀井氏の著書「流転の海読本」も入手したくなる。

  • るい

    熊吾ロスが解消されるかと思いきや再熱!また読み返したくなってしまう。 いくつかのエピソードは松坂一家を感じつつ読んだことあるなぁ。眉墨には房江さんをたくさん感じてしまう。また読み返しちゃお〜

  • ぽてち

    『流転の海』シリーズは、作家・宮本輝さんの父親をモデルにした松坂熊吾が主人公の大河小説だ。もちろん小説なので、書かれていることがすべて事実とは言えないが、かなりの部分が実際にあったことを基にしていると思われる。本書は宮本さんがこれまでに発表されたエッセイや短篇小説の中から、『流転の海』と重なるものを集めた作品集だ。他にもかなりの数の作品が存在するらしい。巻末に掲載されたうちの2冊は手にしてみたいと思う。

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