アラーニャ、ソニー・クラシカルで本格始動!
現代最高のテノールが伝説の名歌手に捧げるトリビュート
現代最高の名テノールの一人、ロベルト・アラーニャ。2018年発売のプッチーニのデュエット・アルバムに続くソニー・クラシカル移籍第2弾は、ついに全力投球のソロ・アルバムが登場。しかも伝説の名テノール、エンリコ・カルーソー[1873-1921]に捧げられたトリビュート・アルバムです。
カルーソーは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したナポリ生まれの名テノールであり、ミラノ・スカラ座、コヴェント・ガーデン、そしてメトロポリタン歌劇場など世界的な活動をおこなった最初期のテノール。レコードの揺籃期だったアコースティック時代に多数の録音を残したことでその歌唱が後世の規範となった名歌手でもありました。
アラーニャは子供の頃からカルーソーの録音に親しみ、数々のインスピレーションを受けてきました。「カルーソーは最初のモダン・テノール歌手といえるでしょう。私がまだ子供のころ、新しい歌手が出てきたら、みんなカルーソーと比較され、『未来のカルーソーが出現した』などと書きたてられたものです。カルーソーは彼に続くすべてのテノールにとっての規範となったのです」と語り、演奏史に置ける重要性を強調しています。この大先輩への敬愛の思いがこもったのがこの最新アルバムで、カルーソーが得意としたアリアや歌曲を中心に、ピアノ伴奏によるイタリア古典歌曲から、オーケストラ伴奏によるヴェルディ、プッチーニなどのイタリア・オペラ、彼が最も得意とするフランス・オペラから、最近注目を集めているブラジルの作曲家カルロス・ゴメスのアリア、そしてカンツォーネや、ルチオ・ダッラの『カルーソー』に至るまで、高らかに歌い上げています。円熟期を迎え、更なるレパートリーの拡大を図るアラーニャの輝かしい歌声を存分にお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
1. ルチオ・ダッラ:カルーソー
2. ロッシーニ:小ミサ・ソレムニスより『主の大いなる栄光』
3. ヘンデル:歌劇『セルセ』より『オンブラ・マイ・フ』
4. カルロス・ゴメス:歌劇『サルヴァトール・ローサ』より『Mia piccirella』
5. ペルゴレージ:ニーナ
6. ルイ・ニデルメイエール:教会のアリア(主よあわれんでください)
7. アントン・ルビンシテイン:歌劇『ネロ』より『O lumiere du jour』
8. テオドロ・コットラウ:サンタ・ルチア
9. プッチーニ:歌劇『ボエーム』より『年老いた外套よ、きいておくれ』
10. カルロス・ゴメス:歌劇『グワラニー族の男』より『Sento una forza indomita』
11. チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナーデ
12. マスネ:エレジー
13. ヘレン・ローズ:子守歌
14. ヴェルディ:歌劇『十字軍のロンバルディア人』より『喜びが血を沸き立たせる』
15. エマヌエレ・ヌティーレ:お母さん、何が知りたいの?
16. ビゼー:歌劇『真珠採り』より『耳に残るは君の歌声』
17. レオンカヴァッロ:マッティナータ
18. チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より『いや、どんな女王よりも君は高貴』
19. マスネ:歌劇『マノン』より『瞳閉じて』
20. エルネスト・デ・クルティス:泣かないお前
ロベルト・アラーニャ(テノール)
アレクサンドラ・クルジャク(ソプラノ)
ステファニー・マリー ドゥガン(ヴァイオリン)
イル・ド・フランス国立管弦楽団
イヴァン・カッサール(指揮、ピアノ)
録音時期:2019年6-8月
録音場所:イル・ド・フランス国立管弦楽団スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Digipak