オペラ界のスーパースター、ロベルト・アラーニャ。
ソニー・クラシカル最新アルバム2枚を限定特別価格で!
オペラ界のスーパースター、フランスのテノール、ロベルト・アラーニャのソニー・クラシカルからの最新アルバム『プッチーニ・イン・ラヴ』と『カルーソー』の2枚がスリップケースに収容されて特別価格で登場します。 EMI→ドイツ・グラモフォンと世界のメジャー・レーベルを渡り歩いてきたアラーニャも、ヨナス・カウフマン、フアン・ディエゴ・フローレス、そして今はバリトン歌手としての活動を続けるレジェンド、プラシド・ドミンゴと、現在のオペラ界のトップスターである男性歌手を擁するソニー・クラシカルの重要アーティストの一人です。
Disc1は最愛のパートナー、クルザクとのプッチーニ・デュエット。アラーニャのソニー・クラシカル移籍第1弾となったデュエット・アルバム。パートナーは、「オペラ界の理想的なカップル」と称されるアレクサンドラ・クルザク。プライヴェートのみならず、舞台でも数多くの共演をこなし、熱気あふれる歌唱を聴かせる2人ですが、このアルバムは彼らに最もふさわしいプッチーニのデュエット集です。作品のほとんどは悲劇ですが、だからこそ「燃え上がる熱い感情」が迸るのでしょう。演技とは思えないほどの迫真の歌唱を楽しめます。『トスカ』や『マノン・レスコー』などの有名なデュエットだけでなく、あまり耳にすることのない『外套』にこんなに素晴らしいデュエットがあったことにも、うれしい驚きを楽しめる素晴らしい1枚です。なおアラーニャはEMI時代に当時のパートナー、アンジェラ・ゲオルギューと2枚のデュエット集(フランス・オペラ、ヴェルディ)を録音していますが(いずれも瑞々しい声を記録した名盤)、プッチーニのデュエットはこれが初めてでした。
Disc2はアラーニャのソニー・クラシカル第2弾となったソロ・アルバムで、伝説の名テノール、エンリコ・カルーソー[1873-1921]に捧げられたトリビュート・アルバムです。
カルーソーは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したナポリ生まれの名テノール。ミラノ・スカラ座、コヴェント・ガーデン、そしてメトロポリタン歌劇場など、世界的な活動をおこなった最初期のテノールで、レコードの揺籃期だったアコースティック時代に多数の録音を残したことでその歌唱が後世の規範となった名歌手でもありました。
アラーニャは子供の頃からカルーソーの録音に親しみ、数々のインスピレーションを受けてきました。「カルーソーは最初のモダン・テノール歌手といえるでしょう。私がまだ子供のころ、新しい歌手が出てきたら、みんなカルーソーと比較され、『未来のカルーソーが出現した』などと書きたてられたものです。カルーソーは彼に続くすべてのテノールにとっての規範となったのです」と語り、演奏史に置ける重要性を強調しています。この大先輩への敬愛の思いがこもったのがこのアルバムで、カルーソーが得意としたアリアや歌曲を中心に、ピアノ伴奏によるイタリア古典歌曲から、オーケストラ伴奏によるヴェルディ、プッチーニなどのイタリア・オペラ、彼が最も得意とするフランス・オペラから、最近注目を集めているブラジルの作曲家カルロス・ゴメスのアリア、そしてカンツォーネや、ルチオ・ダッラの『カルーソー』に至るまで、高らかに歌い上げています。円熟期を迎え、更なるレパートリーの拡大を図るアラーニャの輝かしい歌声を存分にお楽しみください。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1『プッチーニ・イン・ラヴ』(19075879232)
プッチーニ:
● 歌劇『トスカ』より「マリオ!」〜「ここだよ!」
● 歌劇『ボエーム』より「ああ、麗しの乙女」
● 歌劇『マノン・レスコー』より「ご覧になって?」
● 歌劇『外套』より「私の夢は違うわ」
● 歌劇『マノン・レスコー』より「あなた、あなたなの? いとしい方?」
● 歌劇『つばめ』より「ポーレット!」
● 歌劇『西部の娘』より「ミニー・・・何てすてきな名前だ!」
● 歌劇『外套』より「あなたが彼に尋ねたから」
● 歌劇『つばめ』より「あなたの家で」
● 歌劇『蝶々夫人』より「夕闇が訪れてきた」
ロベルト・アラーニャ(テノール)
アレクサンドラ・クルザク(ソプラノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
リッカルド・フリッツァ(指揮)
録音時期:2018年2月20-22,26-28日
録音場所:ワルシャワ、ポーランド放送、ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Disc2『カルーソー』(19075958312)
● ルチオ・ダッラ:カルーソー
● ロッシーニ:『小ミサ・ソレムニス』より「主の大いなる栄光」
● ヘンデル:歌劇『セルセ』より「オンブラ・マイ・フ」
● カルロス・ゴメス:歌劇『サルヴァトール・ローサ』より「Mia piccirella」
● ペルゴレージ:ニーナ
● ルイ・ニデルメイエール:教会のアリア(主よあわれんでください)
● アントン・ルビンシテイン:歌劇『ネロ』より「O lumiere du jour」
● テオドロ・コットラウ:サンタ・ルチア
● プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「年老いた外套よ、きいておくれ」
● カルロス・ゴメス:歌劇『グワラニー族の男』より「Sento una forza indomita」
● チャイコフスキー:ドン・ファンのセレナード
● マスネ:エレジー
● ヘレン・ローズ:子守歌
● ヴェルディ:歌劇『十字軍のロンバルディア人』より「喜びが血を沸き立たせる」
● エマヌエレ・ヌティーレ:お母さん、何が知りたいの?
● ビゼー:歌劇『真珠採り』より「耳に残るは君の歌声」
● レオンカヴァッロ:マッティナータ
● チレア:歌劇『アドリアーナ・ルクヴルール』より「いや、どんな女王よりも君は高貴」
● マスネ:歌劇『マノン』より「瞳閉じて」
● エルネスト・デ・クルティス:泣かないお前
ロベルト・アラーニャ(テノール)
アレクサンドラ・クルザク(ソプラノ)
ステファニー・マリー ドゥガン(ヴァイオリン)
イル・ド・フランス国立管弦楽団
イヴァン・カッサール(指揮、ピアノ)
録音時期:2019年6月〜8月
録音場所:イル・ド・フランス国立管弦楽団スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)