CD Import

Complete Violin Concertos Vol.6 : E.Wallfisch(Vn)/ Wallfisch Band

Telemann (1681-1767)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
777701
Number of Discs
:
1
Label
:
Cpo
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description


<テレマン:ヴァイオリン協奏曲全集 第6集
エリザベス・ウォルフィッシュ&ウォルフィッシュ・バンド


ゲオルク・フィリップ・テレマンの時代の協奏曲は、現在のような「独奏楽器とオーケストラ」のような形ではなく、いくつかの独奏楽器群と弦楽の掛け合いである「合奏協奏曲」の形式がほとんどでした。このアルバムでも、最初に置かれているのはもともと「ソナタ」として知られている通奏低音と複数の楽器による変ロ長調の作品で、テレマンのカタログでも室内楽として分類されています。しかし最近の研究ではこの作品は、合奏協奏曲から分かれたアンサンブルによって構成された「リピエーノ(独奏楽器群を表すコンチェルティーノの反対語で、独奏楽器群を支える役目を担う集団)」であると考えられ、協奏曲の分類に入れられるようになりました。他の3つの作品は明らかにヴァイオリンが活躍する協奏曲で、当時流行していたフランス序曲とイタリア協奏曲の双方の特徴を持つユニークで華やかな作品です。
 ヴァイオリン・ソロと指揮を務めるエリザベス・ウォルフィッシュは、バロック・ヴァイオリンの名手として知られる女性ヴァイオリニスト。ヴィヴァルディやタルティーニで聴かせたイキの良さや、ビーバーやコレッリでの美しい歌いまわしは実に見事なものでした。

【収録情報】
テレマン:
1. 2台のヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオローネのための協奏曲変ロ長調 TWV 40:200
2. ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調 TWV 51:a1
3. ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ヘ長調 TWV 55:F13
4. ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ長調 TWV 55:h4

 エリザベス・ウォルフィッシュ(独奏ヴァイオリン、指揮)
 ウォルフィッシュ・バンド

 録音時期:2011年
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
【テレマンについて】
ドイツ・バロック期最大の人気を誇った作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマン[1681-1767]の音楽の明快さは、その実生活の多彩をきわめた華やかさと密接に関わっているとはよく指摘されるところです。
 テレマンは12歳でオペラを作曲するほどの早熟な天才でしたが、ライプツィヒ大学では法学を学び、同時に聖トマス教会では礼拝用の音楽も作曲、さらにはオペラの作曲もおこない、学内ではオケを組織し、新教会のオルガニスト兼音楽監督に就任するなど、キャリアの最初から実に多面的な活躍ぶりでした。
 さらにテレマンは、通常もちいられる楽器のほとんどすべてを演奏することができたというほどのマルチ・プレーヤーでもあり、特に木管楽器については名人級の腕前だったことはよく知られるところです。
 テレマンは、23歳のときにはプロムニッツ伯爵の宮廷楽長に就任し、伯爵の好みでもあるフランス風な管弦楽組曲を数多く作曲、伯爵の避暑地ではポーランド系の民俗音楽やジプシー音楽に接して大いに刺激を受けます。
 27歳の時にはアイゼナハの宮廷楽長に赴任し、宮廷礼拝堂楽団を組織、カンタータ・チクルスなどで君主の厚遇を得ますが、31歳の年にはこうした宮廷生活に別れを告げ、帝国自由都市フランクフルト・アム・マインの教会の楽長に就任。
 さらに9年後、40歳の年には、終生の活動の地となるハンザ自由都市ハンブルクに移って、その後46年間に渡って、都市音楽監督兼ヨハネスカントールとして、オペラに公開コンサート、教会音楽や自作の出版にと縦横無尽に活躍したということです。
 つまりテレマンの創作の背景にあったのは、当初は宮廷であり、やがてそれが市民社会に置き換えられてゆくということですが、そうした市民社会の豊かな音楽環境があればこそ、『ターフェルムジーク』(1733)のような画期的な作品も登場したのでしょう。
 作風も変化しています。宮廷では対位法やフランス趣味を意識していたテレマンも、ハンブルクの市民社会に出てからは、より自由な音楽を志向するようになります。

Track List   

  • 01. I. Affettuoso
  • 02. II. Allegro
  • 03. III. Vivace
  • 04. I. Adagio
  • 05. II. Allegro
  • 06. III. Presto
  • 07. I. Overture
  • 08. II. Rejouissance
  • 09. III. Passepied
  • 10. IV. Allemande
  • 11. V. Courante
  • 12. VI. Menuet I-II
  • 13. VII. Gigue
  • 14. I. Overture
  • 15. II. Gavotte
  • 16. III. Loure
  • 17. IV. Rejouissance: Tres Viste
  • 18. V. La Bravoure
  • 19. VI. Menuet I-II
  • 20. VII. Rodomontate

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Recommend Items