Books

あなたの人生の物語

Ted Chiang

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150114589
ISBN 10 : 4150114587
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2003
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地球を訪れたエイリアンとのコンタクトを担当した言語学者ルイーズは、まったく異なる言語を理解するにつれて、驚くべき運命にまきこまれていく…。デビュー作「バビロンの塔」など8篇を収録する傑作集。〈受賞情報〉星雲賞海外短編部門(第33回)

【著者紹介】
テッド・チャン : 1967年、ニューヨーク州ポート・ジェファーソン生まれ。ブラウン大学でコンピュータ・サイエンスを専攻し、1989年に卒業。現在はワシントン州シアトル近郊で、フリーランスのテクニカル・ライターをつとめながら創作活動を続けている。大学卒業の年に、有名なSF創作講座クラリオン・ワークショップに参加し、翌年に発表したデビュー作「バビロンの塔」がネビュラ賞を受賞した。以後、発表する作品はヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞などを受賞、英米ではもちろんのこと、日本でも高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
何と言っても表題作が素晴らしい。言語学者...

投稿日:2021/04/18 (日)

何と言っても表題作が素晴らしい。言語学者が異星人とのコミュニケーション方法を手探りで見つけながら、地球の未来の危機を回避しようとする物語。このコミュニケーションを習得することで、思考も変わり、それは時制までも超えてしまうというのが凄い発想でした。 これを短編でなく、長編にして更なる物語を作って欲しいと思ってしまいます。

Kooさん さん | 東京都 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア

    「メッセージ」を見て、積読本にあったことを思いだして読むことに。映画は「あなたの人生の物語」を原典として製作されたというよりは、この物語にインスパイアされて作られた別の作品というべきだろう。いずれも言語(したがって思考)と時間を物語の基軸に展開していくのだが、映画では時間のパラドックスが曖昧なままに終わっているのが最大の欠点である。そこにこそ本書の真価があったはずなのに、それが全く活かされてはいなかった。本書では、フェルマーの最小時間の原理がその説明に援用されるが、これこそがSFの真価ではなかったか。

  • mae.dat

    兎にも角にも、題材が冴えている。表題作を含む、8話短編+『作品覚え書き』とある著者解説と言うか、作品の着想の経緯(ありがたい)。短編と言えども、中々に骨太なSFとなっていますよ。骨太って言うか、構造が凝っていて複雑な物のが多かったかな。慎重に読まないと混乱をきたす事になりかねないと思いますですよ。それにね、詭弁と言って仕舞うと語弊があるかなぁ。難しい事を言って如何にも真実である様に見せ掛けるのが達者でね。と、言うか、その様な事を楽しむ作品なのでしょうね。寧ろ積極的に煙に巻かれるべきなのか。

  • まえぞう

    数年前に読んだんですが、映画のせいか近くの本屋に山積みになっていたので読み返しました。SFというと宇宙ものや恐竜なんかを思う世代ですが、数学や理論物理のような抽象的なテーマまで作品にしちゃうなんてすごいです。

  • mae.dat

    SFのFの部分が大き過ぎる(褒めているつもり)。 1話目『バビロンの塔』はそうは思わなかったけど、2話目以降、あれ?なんの話だっけ?って、目で文字だけ追って、頭に入らず戻る事が多かった。で、4話目『あなたの人生の物語』の途中で、現世界の常識に囚われてはいけない事に気がついた。それ以降は不思議な気持ちで読めたけど、この本読み直すのには体力がいるし躊躇する。 この本の世界を咀嚼し切れて居ないなぁー。解説欲しい。(´๑•_•๑)。

  • kariya

    再読。ある夜の電話があなたの悲劇を伝える。そして今は、あなたが生まれる一年ほど前。一読、人を引き付ける奇妙な語り口で、異星人とコンタクトを果たした女性言語学者の運命を綴る表題作を始め、天災と奇跡の双方をもたらす天使が顕現する世界を描いた「地獄とは神の不在なり」など、硬質でありながら掛け値なしに傑作揃いの短編集。並べて評されることの多いイーガン以上に、情感と感情移入を排した作風に見えながら、読み手の興は削がずにこう感じさせる。それでもこれは人間の物語であり、人生の物語なのだと。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items