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転換期を生きるきみたちへ 中高生に伝えておきたいたいせつなこと 犀の教室

Tatsuru Uchida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794968258
ISBN 10 : 4794968256
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世の中の枠組みが大きく変化し、既存の考え方が通用しない歴史の転換期に、中高生に向けて「これだけは伝えておきたい」という知見を集めたアンソロジー。言葉の力について、憲法について、愛国心について、科学的態度について、弱さや不便さに基づいた生き方について…。若者たちがこれからの時代を生き延びるための知恵と技術がつまった、未来へ向けた11のメッセージ。

目次 : 身体に訊く―言葉を伝えるとはどういうことか(内田樹)/ 僕の夢―中高生のための「戦後入門」(加藤典洋)/ 表と裏と表―政治のことばについて考えてみる(高橋源一郎)/ 人口減少社会について根源的に考えてみる(平川克美)/ 13歳のハードワーク(小田嶋隆)/ 空気ではなく言葉を読み、書き残すことについて(岡田憲治)/ 科学者の考え方―生命科学からの私見(仲野徹)/ 消費社会とは何か―「お買い物」の論理を超えて(白井聡)/ 「国を愛する」ってなんだろう?(山崎雅弘)/ 「中年の危機」にある国で生き延びるために(想田和弘)/ 社会に力がついたと言えるとき(鷲田清一)

【著者紹介】
内田樹 : 1950年、東京都生まれ。武道家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ころりんぱ

    面白くてためになったと書くと月並みすぎるか?内田さんを始めとする寄稿者たちの文章が自分の感覚に違和感なくスーッと入ってくるものだったから良かったのだと思う。今の政治や社会の仕組みに対して持っている疑問や疑念、ちょっとした嫌悪感、そういうものが噛み砕いて語られているから、読んでいて納得もできるし、発見もあった。まぁ多分けっこう偏っている。13歳のハローワークをペラ見した時のあれ?という苦い気持ちをぶった斬ってくれた小田嶋隆さんの章は読んでそっかぁー!と肩の力が抜けた。中高生だけに読ませるのはもったいない。

  • まこみや

    高名な選手や歌手の「人々に夢を与えたい」という発言にずっと違和感を感じ続けてきた。なぜなのか突き詰めて考えたことはなかった。その真意が「どうだ、オレってカッコいいだろ。みんな、オレみたいになりたいだろ」と言っているからだと、「13歳のハードワーク」を読んで初めて気がついた。真綿に包まれた欺罔の外装を剥ぎ取って、ミもフタも無い真実に身を晒すことは、時に精神の健康のためには必要なことだ。しかし逆に、著者のようにいつもいつも真実が見えすぎてしまうことは、ある意味で辛いことだったのではないか、と今にして思う。

  • おさむ

    中高生に向けたこれからの時代を生き延びる為の知見集だが、大人も十二分に学べます。日本という国は「中年の危機」を迎え、「消費社会」も限界に近づいている。「バカを繰り返さぬ為、空気を読むのではなく言葉を読め」「仕事は生きがいや自己実現などではなく、いずれ向こうからやって来るもの」などの助言は本質をついています。オバマ大統領の広島演説に隠された胡散臭さや日本社会の進歩の帰結としての人口減社会などの指摘もごもっとも。若い論者ほど見立てが厳しい点に、まさに今の日本が象徴されているように感じました。

  • ルピナスさん

    どのメッセージも素晴らしかった。一番考えさせられたのは、岡田憲治氏の「イジメはあるけど、イジメはない」。私達は空気を大切にし過ぎ70数年前の大戦で沢山の命が失われたのに、その責任者は「そういう空気だったから」で片付けてしまった。空気では未来を生きる人達に申し送る記録にできない、言葉にして理屈にして記録せよと。さらに言葉に関し、オバマ大統領の広島での演説を”I”と”We”の扱いで分析し、美しい演説が実のところいかに曖昧であるかを説いた高橋源一郎氏の話にもハッとした。纏められた雰囲気に呑まれてはいけないのだ。

  • けんとまん1007

    さすがの投稿陣。内田先生に始まり、鷲田先生で閉じる、素晴らしい1冊。その方の視点にも大いに賛同する部分が多い。その中で、今まで知らなかった白井先生のテキストが抜群に面白い。今の時代、消費社会の根本的な問題点が、わかりやすく書かれている。なるほど〜と唸った。そして、この本は中高生に・・・とあるが、すべての人が読むべきだと思う。柔らかな発想がある中高生には、期待するしかない。

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