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街場の芸術論

Tatsuru Uchida

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861528392
ISBN 10 : 4861528399
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2021
Japan

Content Description

なぜ人間には、社会には、「芸術」が必要なのか?三島由紀夫、村上春樹、宮崎駿、小津安二郎、大瀧詠一など、ジャンルを超えて語る!

目次 : 序章 表現の自由、言論の自由、民主主義/ 第1章 三島由紀夫/ 第2章 小津安二郎/ 第3章 宮崎駿/ 第4章 村上春樹/ 第5章 音楽と、その時代/ 特別対談 内田樹×平田オリザ

【著者紹介】
内田樹 : 1950年、東京都生まれ。思想家、武道家。神戸女学院大学名誉教授、凱風館館長。第六回小林秀雄賞(『私家版・ユダヤ文化論』)、2010年新書大賞(『日本辺境論』)、第三回伊丹十三賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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これまでに著者が書いた芸術に関する文章を...

投稿日:2021/07/23 (金)

これまでに著者が書いた芸術に関する文章を集めた本。 著者の政治、武道、宗教などに関する本は、視点の面白さと説得力のある文章に毎回感心するが、芸術となるといささか様子が異なる。 この本で著者が好きなものとして取り上げている作家や音楽が自分の趣味と全く合わないためだ。それでも読んでみれば、著者ならではの見方になるほどと思う部分はあるが、だからといって今更これらのものを読んでみようとか聴いてみようという気にはならない。 小津に関しては例外で、小学館のDVDシリーズを買わなければ目にすることもなかった文章ということもあって、作品から読み取れる当時の男たちや家庭がどのようなものであったかという文章は興味深かった。 最後の平田オリザとの特別対談--平田は内田のお株を奪うように饒舌--のおかげで本が締まった。 『北斎さんぽ』に続く青幻舎の本だが、これにもやはり誤字・脱字があった。ぬるい仕事をしている。

アーチ さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    さすがの内田節。表現の自由・・・から始まるのがいい。書かれているとおりで、相手のことを考えないのが多すぎる。宮崎駿さん、大滝詠一さん・・・確かに、天才だと思うし、天才ゆえの難しさも認識されているのが、よく伝わってくる。人が人であるためには、芸術は不可欠だと思うが、今のこの国はその逆を行くし、ここ数日の世の中のニュースをみても、残念なことばかり。本筋がわからないからなのか、短絡的なことが多すぎる。

  • tokko

    内田先生の街場シリーズ。今回は芸術に関するものをあれこれ取り扱っています。小津安二郎や村上さんについてはいろんなところで書いているので既視感がありますが、宮崎駿や三島由紀夫について書いているのはあまり読んだことがないかな。僕も内田先生と同じように、今の政権の芸術軽視には反対ですね。何かを物語ったり、何かを演じたり、音を奏でたりするのは文明の発生から人類が続けてきたことなので、たとえ金にならなくても残していくべきでしょう。

  • 風に吹かれて

    内田氏が人に薦めたい大好きなもの、小津安二郎、宮崎駿、三島由紀夫、大瀧詠一、キャロル・キングなど…についての文章を収めた本。  内田氏独特の切り口が刺激的、そして読んでいて楽しい。→  

  • くものすけ

    言論の自由に関する意見には同感…いくら自由だからと言って唯我独尊的な主張は雑音以外の何者でも無いと思う。その他、三島由紀夫、宮崎駿、小津安二郎、村上春樹などの作品に対する独特の見方、読み方が展開される。なかなか面白い🤣

  • Ryuya Matsumoto

    内田樹さんの書くものは、政治や社会に関するものも勉強になるけれど、やっぱり芸術論や文化論がおもしろい。楽しく読みました。あと、そろそろ新しい武道論の本も読みたいです。

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