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街場の憂国会議 日本はこれからどうなるのか 犀の教室

Tatsuru Uchida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794968142
ISBN 10 : 4794968140
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アベ総理!
日本を沈ませる
おつもりですか?

特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を主張し、
民主制の根幹をゆるがす安倍晋三政権とその支持勢力は、
いったい日本をどうしようとしているのか?
彼らが始めたこのプロセスの中で、日本はどうなってしまうのか?
未曽有の危機的状況を憂う、内田樹、小田嶋隆、想田和弘、高橋源一郎、
中島岳志、中野晃一、平川克美、孫崎享、鷲田清一の9名の論者が、
この国で今何が起きつつありこれから何が起こるのかを検証・予測する緊急論考集。
「とりかえしのつかないこと」が起きる前に、状況の先手を取る思想がいま求められている!

【目次】
まえがき 内田樹

株式会社化する国民国家 内田樹
「気分」が作る美しい国ニッポン 小田嶋隆
安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの 想田和弘
安倍さん(とお友だち)のことば 高橋源一郎
空気と忖度のポリティクス──問題は私たちの内側に存在する 中島岳志
国民国家の葬式を誰が出すのか 中野晃一
オレ様化する権力者とアノニマスな消費者 平川克美
戦後最も危険な政権──安倍政権研究 孫崎享
フォロワーシップの時代──「経世済民」を担うのはだれか? 鷲田清一


著者
内田樹(うちだ・たつる)
1950年東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授。
小田嶋隆(おだじま・たかし)
1956年東京都生まれ。コラムニスト。
想田和弘(そうだ・かずひろ)
1970年栃木県生まれ。映画作家。
高橋源一郎(たかはし・げんいちろう)
1951年広島県生まれ。作家、文芸評論家。明治学院大学国際学部教授。
中島岳志(なかじま・たけし)
1975年大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。
中野晃一(なかの・こういち)
1970年東京都生まれ。上智大学国際教養学部教授/同大学グローバル・コンサーン研究所所長。
平川克美(ひらかわ・かつみ)
1950年東京都生まれ。事業家。文筆家。立教大学MBA特任教授。
孫崎享(まごさき・うける)
1943年旧満州国鞍山生まれ。評論家。元防衛大学校教授。
鷲田清一(わしだ・きよかず)
1949年京都府生まれ。大谷大学文学部教授、せんだいメディアテーク館長。

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Y

    あまり熱心に時事問題を追っかけていない私としては、安倍首相はかなり右寄りな政治家というざっくりとした印象しかなく、その反面ニュースで報じられる政策に思想の一貫性が感じられないというか、支離滅裂に映っていたが、この論考集を通して安部首相の目指す方向性がよくわかった。どうやら経済成長に役に立つか否かを基準に、全ての制度をその目的に則して改組した株式会社のような国を作り上げたいのだという。小田嶋さんの論考はこれまで読んだネトウヨ論の中で一番しっくりきた。どの論者も他の文章を読んでみたいと思うほど面白かった。

  • 1.3manen

    内田氏:安倍晋三の主敵は国内の民主制の残滓(016頁)。(株)は一つの特異な法的擬制(032頁)。小田嶋氏:安倍総理の薬の副作用として、気分を高揚させるということからマシンガントーク化したのかも(064頁)。想田氏:首相が何でもできるようにしたいのが自民党改憲草案(101頁)。権力濫用が国民主権で制御できない危機に瀕す。国民主権→企業主権ゆえにTPP賛成か?(116頁)中島氏:ご自身の原稿がNTT出版という公平性を担保される本に偏った政党批判ができないと言われたという(152頁〜)。

  • けんとまん1007

    なるほど。国の株式会社化を目指しているのかと、ハッとして納得。そう考えると、ここ最近のことが、とてもわかりやすく関係性まで見えてしまう。今さえよければ、当面の目の前のことさえよければというのが基本姿勢。次の代のことを考えていないということ。それは、世襲政治屋が増えているということと、それを、どう勘違いしているのか歓迎する風潮があるということにも表れている。国をあげて、短期的視点に邁進しようとしているのだ。これは、とめないといけないこと。企業は存続してもどうでもいい。国(形式は別として)は存続すべきもの。

  • aoneko

    全体として面白く聴いた中、とくに印象的だったのは高橋源一郎氏の「正しく理性的な判断に共通した構造」についての話。小説でもきほん褒め殺しの高橋源一郎…と言っていたのは、たしか豊崎社長だけど、そのまま政治を紐解く姿勢にもでているのだと。

  • 阿部義彦

    2014年発行。安倍政権の特定秘密保護法の成立を受けて、この国に危機感を募らせた内田樹さんが、8名の方に呼びかけて現状分析を語って頂いた本です。晶文社から。戦後最も危険な政権とまで評した方も居ましたし、その性格の子供じみた「気分」を重大視した方もいれば、オレ様化する権力者と揶揄した方もいます。私の生きてきた実感と言えば、生まれてからこのかたで最悪の総理だと思いました。その後の展開を見ても、骨抜きにされた感じが否めません。女性と若者に譲ってジェンダー後進国から脱出するのが、老害国日本の道だと思うのだが、、

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