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知に働けば蔵が建つ

Tatsuru Uchida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163677002
ISBN 10 : 4163677003
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2005
Japan

Content Description

弱者は醜い、敗者には何もやるな…。負け犬叩きが加速化する「リスク社会」をどう生きるか。自己責任という物語を打ち砕き、靖国問題から嫌いな人との付き合い方までを伝える感動の教養講座。

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。同大学人文学部助手を経て、神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。フランス現代思想と武道に精通した独自の視点が注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いろは

    私は前々から余り固定概念を持たず、複眼的思考で物事を見るようにに心がけてはいるのだが、この作品を読んで、それでもやはり脳内にこびりついているもの(固定概念)があるというのが解った。そして、そのこびりついているものを剥がしたり、覆してくれたりする作品だった。例えば、資本主義について、『賃金と労働が釣り合うということは原理的にありえない。』と述べたり、ニートの事を、資本主義社会を『追い越して』しまった合理的思考の人だと述べたりしていた所には驚いた。著者は哲学者であるのに、描き方がゆるく、読みやすく解りやすい。

  • 寛生

    まったく個人的だが、本人が最後にいっているように、こういうブログの文体、−−ツイッターに書くような――は、こういうハードコピーという書籍になると、とても読み辛い。299ページに、「『ちょっと、ここで一息入れましょうか』というアナウンスメントはめんどうなプレゼンテーションのときに必須のものであるが、本の場合にも必要だろうと思う。」といっているが、それは、例えば、内田氏のプレゼンテーションのために同じ空間と同じ時間を、多くの体が共有しているからこそ可能なのではないか?本という媒体を通して、読者の手に、内田氏の

  • 里馬

    ミクシィの内田樹コミュニティで「先生への反論してるやつはどれも阿呆だよねー」みたいな人たちが集まっているのを見てすこし怖くなった。確かに反論しがたい語り口に感じるし、読んでて面白い(他の人か中々言わない・言ってなさそう、と感じられる)文章は面白い。そして彼の文章に感情的に赫怒していわゆる「荒し」の人々を見ると悲しくなる。だが、反論しづらいからこそ、われわれ(とあえて括ろう)内田ファンは安穏と「内田さんすごいねー面白いねー」だけではなく、「ここの部分は足りないのでは?」と批判的に読むべきだ。盲目的な進行(続

  • 烟々羅

    内田樹の固め読め五冊目。「師恩に報いるに愚問を以てす」て一篇が間然するところなくおもしろかった。つまり丸っぽ引用するしか術がないくらいよくまとまっているし、要約すると味が薄れる宝物のような文。

  • i-miya

    レヴィナス老師。モーツアルト。 P026 弱者が負け続ける「リスク社会」-資本主義のたそがれ。レヴィ=ストロース。 P055 「そういうのがいい」と、みんなが言ったからそうなったのである。文句を言っても始まらない。 -階層化日本の危機//

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