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こんな日本でよかったね 構造主義的日本論

Tatsuru Uchida

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167773076
ISBN 10 : 4167773074
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2009
Japan

Product Description

「少子化問題」は存在しません。日本は「辺境」で「属国」でいい!? あまりの暴論ぶりに思わず納得。驚愕の日本社会論を読むべし!

時間的に後から来たものがすべてを支配する、というのは歴史主義的な考え方で、構造主義は時間の広がりと深みを重んじます。「私とは違う時間の中に生きている人に世界はどのように見えているのか私にはよくわからない」――。そんな謙抑的な知性で、内田センセイと一緒に、こんな日本について考えてみませんか。 解説・江弘毅

Content Description

時間的に後から来たものがすべてを支配する、というのは歴史主義的な考え方で、構造主義は時間の広がりと深みを重んじます。「私とは違う時間の中に生きている人に世界はどのように見えているのか私にはよくわからない」―。そんな謙抑的な知性で、内田センセイと一緒に、こんな日本について考えてみませんか。

目次 : 1章 制度の起源に向かって―言語、親族、儀礼、贈与(「言いたいこと」は「言葉」のあとに存在し始める/ 言葉の力 ほか)/ 2章 ニッポン精神分析―平和と安全の国ゆえの精神病理(格差社会って何だろう/ 「少子化問題」は存在しない ほか)/ 3章 生き延びる力―コミュニケーションの感度(生き延びる力/ 生きていてくれさえすればいい ほか)/ 4章 日本辺境論―これが日本の生きる道?(辺境で何か問題でも?/ 変革が好きな人たち ほか)

【著者紹介】
内田樹 : 1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。東京都立大学大学院博士課程中退。現在神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    構造主義とは何だろう、という方は「寝ながら学べる構造主義」をお薦めする。 極論が多くてびっくりしてしまうかもしれない。著者の真意を汲み取る力が必要。 でも総じて理解しやすく、納得する部分もあるのも事実。頭の中がクリアになる感覚は快感。

  • Lily603

    ★★★★+ 内田さんの歯ごたえがありながらも読みやすい論考を集めた1冊。完全に学術書というわけでもなければ、自らの経験にばかり基づいた自己啓発本でもなく、○○すべしと上から教化する口調でもなければ、ふわふわと当たり障りのないことで埋まったエッセイでもない。そんな立ち位置が、とても好み。 * 『私が先賢に変わってきっぱりと申し上げるが、終わりなき哲学的考究に哲学者が勤しんできたのは「もういいや、ラーメンでも食おう」というひとことに千金の重みを与えるためなのである』 なんだか分かる気がする。

  • うりぼう

    まえがき「読者参加型タイトル」、あとがき「「自分の判断の客観性を過大評価しない」という「構え」」、「海容」という言葉を知る。表紙は「逆立ち日本論」。内容は、ただ、読むべし。

  • 大先生

    「人間が語るときにその中で語っているのは他者であり、人間が何かをしているときその行動を律しているのは主体性ではなく構造である」「私たちが言葉を用いるのではなく、言葉によって私たちが構築され変容されてゆく」という構造主義をベースに日本の諸問題(政治や教育等など)について考察した本です。そして、本書には「そんなに変化を急がないほうがいいんじゃないの」という内田先生の気分が伏流しています。【我々日本人は変革を好むようであるけど、社会を一気によくしようという試みは必ず失敗することを歴史は教えていますよ。】と。

  • 浅香山三郎

    移動中の読書。久しぶりの内田樹さんの本。2007年頃迄のブログの一部を文庫化したもので、本書を読むことが当該期のクロニクルを読むやうな感じである。出版された2008年には、民主党政権もできてゐないが、一回りして、再び安倍政権になつたからこそ、(近年流行りの為政者とそれに躍らされる人々の思考や言動の様式からは、)すこし落ち着いて、日本を疑つてみる大事さに気付かされた。

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