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芸談 昭和落語家伝 中公文庫

Tatekawa Danshi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122074323
ISBN 10 : 4122074320
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この写真の志ん生は、いい顔してる―。今はなき寄席・人形町末広の高座から自宅まで、昭和二九(一九五四)年〜三〇年に撮られた噺家たちの、二千枚におよぶ貴重なフィルム。このころ二つ目だった家元が写真をめくり、志ん生、文楽、円生、小さんなど、若き日に憧れた名人たちを偲ぶ。

目次 : 六代目三遊亭円生/ 三代目春風亭柳好/ 三代目桂三木助/ 八代目桂文楽/ 六代目春風亭柳橋/ 桂小文治/ 五代目古今亭今輔/ 八代目三笑亭可楽/ 四代目三遊亭円馬/ 四代目三遊亭円遊/ 二代目桂枝太郎/ 七代目春風亭小柳枝/ 昔々亭桃太郎/ 林家三平/ 人形町末広、楽屋の記憶/ 十代目金原亭馬生/ 三代目柳家小せん/ 七代目橘家円蔵/ 九代目翁家さん馬/ 三遊亭百生/ 二代目桂右女助/ 八代目春風亭柳枝/ 八代目林家正蔵/ 二代目三遊亭円歌/ 八代目桂文治/ 五代目古今亭志ん生/ 五代目柳家小さん

【著者紹介】
立川談志 : 1936年東京生まれ。52年、高校を中退して五代目柳家小さんに入門。芸名小よし、小ゑんを経て、63年に真打昇進、七代目立川談志を襲名。71年、参議院議員に当選、沖縄開発庁政務次官等を務める。83年、落語協会を脱退し、落語立川流を創設、家元となる。2011年没

田島謹之助 : 写真家。1925年東京生まれ。子供のころから写真と寄席に夢中になり、戦後は日本の原風景を撮り続ける。二十代のとき、叔父と親しかった人形町末広の席亭に頼み込み、54年から55年にかけて、人形町末広の高座と落語家の自宅を集中的に撮影。その数は二千を超える。2009年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ぐうぐう

    芸の継承と同じくらいに、芸人の継承も大事なのだということを、立川談志の著作を読むと痛感する。談志の楽屋話が、ただの笑い、あるいは時代を懐かしむだけで終わらないのは、そこに談志が後世に伝えようとする強い意志を込めているからだ。本書は、昭和29年から30年にかけて写真家・田島謹之助が撮った東京の落語家の写真を見ながら、談志がエピソードを語るといった構成となっている。写真が撮られた当時、談志は二ツ目になったばかりでまだ「小ゑん」を名乗っていた時期だが、写る師匠連に対して、実に辛辣に評価を下す。(つづく)

  • やまねっと

    昭和の名人を多数の写真とともに談志が切っていく。談志は素人の頃から色々寄席を見てきたんだろうな。結構新作派に厳しい印象を持った。誰とは書かないが、ボロクソに書いている人も多数いる。談志が書くから説得力がある。 金原亭馬生は褒めている。もっと生きてて欲しかったんだろうな。落語界のためにも。馬生は写真を見ても池波志乃そっくりである。 小さんの若い時の写真が見れて嬉しかった。圓生、志ん生、文楽の写真はやはり多い。昭和の名人を多数見れてよかった。文庫というお手軽に持てるのは発売された意義があった思う。貴重である。

  • 緋莢

    図書館本。昭和29〜30年に、田島謹之助によって撮影された噺家の写真と、その噺家のエピソードを著者が書いた本。<一口にいうと「昭和の名人」、最後の大名人である。現代でも落語の形式を上手に演じる人はいるが、円生師匠の広い守備範囲、攻撃範囲にはとても敵わない。>と書く六代目三遊亭円生、<誰のどの落語が一番か”と絞っていったら、文句なく、春風亭柳好『野ざらし』となる。『棒鱈』もいいが、やはり『野ざらし』だろう。>と書く三代目春風亭柳好(続く

  • nishiyan

    『談志絶倒 昭和落語家伝』(2007年9月・大和書房刊)を改題の上に適宜訂正と編集部による注を加えた本書。写真をメインにしながらも26人の落語家についての解説と彼らとの思い出話を生き生きと語っている。私が好きなのは林家三平と十代目金原亭馬生のところ。使われているページ数が対照的な二人だが、三平には短い言葉で最大の賛辞、馬生へは語りつくせぬ師への憧れが溢れ出ている。貴重な話もたくさんあり、落語好きなら読んでおいて損はないだろう。

  • YONDA

    談志師匠が闊達に書く文は清々しい。遠慮なく自分の思いの丈を書いている。記載されている落語家で知ってるのは小さん師匠だけ。よく耳にする黒門町の師匠はこの人のことか〜!なんて驚きもあった。あとがきで談春師匠が書いているように、この本を読む人は少ないだろうが、落語に興味があるならば読むに越したことはない。

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