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自分の運命に楯を突け

Taro Okamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784413070850
ISBN 10 : 4413070852
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

TAROは終わらない!魂を射ぬく言葉は、時代を超えて―ベストセラー『自分の中に毒を持て』第二弾!!

目次 : 第1章 もっと「自分」をつらぬいてみないか(絶望だからおしまいなんじゃない。そこからはじまるんだ/ もっと平気で、自分自身と対決するんだよ/ ぼくはなにものにも期待しない。それがスジだ/ この瞬間瞬間に賭ける。将来なんて勝手にしろだ)/ 第2章 「すごい!」という感動が起爆剤だ(ほしいのは、マグマのように噴出するエネルギー/ 人間はその姿のまま、誇らしくなければならない/ 無条件な行動で嫌悪感を破壊する。それがコンプレックスの解消法だ/ 無目的に生きる。それがぼくの目的だった)/ 第3章 キミも人間全体として生きてみないか(人間全体として生きることをパリで学んだ/ ぼくは覚悟を決めて、“勝てません”とハッキリ答えた/ 自分のまわりに垣根をつくって、外と溶けこめるはずがない/ 純粋に闘いあう相手、それが親友だ)/ 第4章 下手でも自分自身の歌を歌えばいいんだ(本職は人間だ/ 他人が笑おうが笑うまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ/ 鳴らない鐘があったっていいじゃないか/ 心が生み出したものは、職人芸よりはるかに素晴らしい)/ 第5章 キミ自身と闘って、どう勝つかだ(自分と闘い、自分を殺す/ いつでも新しく、瞬間瞬間に生まれ変わる。それが伝統だ/ 孤独こそ人間が強烈に生きるバネだ)

【著者紹介】
岡本太郎 : 芸術家。1911年生まれ。29年に渡仏し、30年代のパリで抽象芸術やシュルレアリスム運動に参加。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。70年大阪万博で『太陽の塔』を制作し、国民的存在になる。96年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Y2K☮

    再読。このマグマの様に燃え滾る熱いエネルギーが欲しかった。逆境こそ生き甲斐、挫折は飛躍のチャンス。他人に期待しない。下手くそでいい。好かれなくていい。無償でいい。時代に合わせるな。成功しなくていい。己だけの読書道を、創作道を、こうと決めた生きるスジを貫く。戦いの孤独を全身全霊で楽しむ。全て彼を知る前から持っていた価値観。でも日々の不条理や労働に埋もれていつしか忘れていた。頭ではなく心でド直球の恥ずかしい小説を書こう。また落ちたって笑おう。職業は人間。運命から逃げずにぶつかれというメッセージ、もう忘れない。

  • Y2K☮

    結局人生は自分との戦いってこと。イコール自分の弱さとの戦い。ここで云う弱さとは「繊細さ」や「優しさ」ではなく、周囲に流されたり他人の目を気にしたり、ということ。自分らしさとは、そういったものとぶつかっていく中で純粋に自然に形成されていくもの。成功しないことを目的にしている、という言葉は何度目にしてもグッと来る。これは結果はどうでもいいという意味ではない。全力を尽くして己の納得できるものを創り上げたら、あとは勝とうが負けようが気にするなということ。結果に囚われ過ぎて世間に媚びるなということ。何度でも読もう。

  • Y2K☮

    枠や型のなかで制約されているからこそ、反発するように個性や内部で滾る情熱を爆発させられる。俳句や短歌もそうだし、一年のうちの限られた期間しか魚を獲れない地域で発酵による保存技術が生み出されたのも同じ理屈。もうひとつ大事な学び。岡本太郎は絵を売らず、講演や文章の執筆で生活の糧を得ていた。江戸時代の狂歌師や戯作家たちも対価をもらわずに作品を創っていたはず(たしか蔦屋重三郎が山東京伝に払ったのが最初だった)。創作でお金をもらうのが悪いわけじゃない。むしろ素晴らしい。でも自分の目指すところはやはりこっちだと思う。

  • Y2K☮

    4度目。岡本太郎の熱い哲学がしっかり己の血肉になっていると確信できた。やはり秀逸な本は繰り返し読み、無意識下にまで深く浸透させるのがいい。せせこましい己が顔を覗かせそうになると、導かれるように彼の本を開いている。もちろんお金は大事。日々の仕事をそつなくこなすことも。でもそれだけじゃ人生はつまらない。生きることの軸を義務やノルマや「みんなと一緒」にしたくない。たとえ仮初でも自由な時間があるのなら惜しみなく満喫し、やりたいことや興味のあることに全身全霊で取り組む。結果なんてどこ吹く風。勝って結構、負けて結構。

  • 花男

    久しぶりに自分のバイブル(自分の中に毒を持て)を思い出した。この本はその続編と言おうか自分の弱さにカツを入れられた気がする。 あくまで自分は弱いままであるが、弱くても潰されてもよいじゃないかと再び思うことができた。 これから時折読み返そう。

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