Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• 眠る山猫屋

  読了日：2024/04/10

  あぁこうなるんだろうな、ある意味、当然の帰結。なのに、どうしてこんなにも染みてくるのだろう。真実のぶつけ合い。連続殺人鬼は消え失せ、悲しい殺人者だけが残り、さらけ出された。真珠の為に死んでいった自殺願望に苛まれていた男たち、それはそれでエゴだと思うが、誰もその行為を責める事は出来ない。世間の風は被害者も加害者も煽り立てるものだが、当事者たちの心情までは鑑みないし、被害者の過去も加害者のこれからにも興味を持たない。それでも生き残った者たちは歩いていかねばならない、何を言われても、少しでも明るい方へ、と。

• BUBI

  読了日：2024/04/06

  最終巻です。こういう、全ての伏線を回収しきってきれいに終わる作品って素晴らしい。ずっと連載でも読んでいたのですが真珠を裁判所から連れ出すあたりの展開がワクワクして一番面白かったです。最終回の終わり方は感動してよかったのですが、実はその前の真珠とアラタの、お互いがお互いをどう思っていたか、真珠が周防を愛していた（!?)あたりのくだりが複雑すぎて、あまりちゃんと読み込めていません。真珠を愛した男達の絶望に、今の私があまり共感できないせいかも。映画は見に行きたいけど好きな作品なだけに原作レイプにならないか不安。

• 空のかなた

  読了日：2024/05/31

  終わってしまった。真珠のトラウマ、コロコロ変わる八変化、エロティックなスタイル等、二次元上だからこそ描けたように思うので、この先の映画化に際して不安が残る。あの真珠を演じきれる女優が果たしていると言うのだろうか。涙も鼻水もぐちゃぐちゃになりながらも、再度真珠にプロポーズするアラタの絵力も凄い。真珠はただ一人愛した相手への幼なすぎる愛情と、検察をも欺く完全犯罪を実行した意志の強さ。全ての謎が明らかになっていく最終刊。名残惜しい。

• さめ

  読了日：2024/04/30

  尊敬する傍聴人ライターさんがおすすめされていたので気になって読み始めたのですが、とても怖面白かった！実在事件を元にしたわけではないのにかなりリアリティのある描写。超絶画力の力ももちろんですが、取材をかなりされているんだろうなと感じました。話の展開も予想つかない方向にどんどん進んでいくので情緒を見事に乱されました。 1話を読み始めた時にはこんなラストになるなんて予想できなかった。なんてよくできたミステリー。色々な結婚観が出てきたけれど、ラストのページが見れたので満足です。実写映画も秋になったら観に行きたい。

• 毎日が日曜日

  読了日：2024/04/01

  ★★★−　完結。

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