Books

ときどきの少年 新潮文庫

Taro Gomi

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101382319
ISBN 10 : 410138231X
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2012
Japan

Content Description

少年は見ることだけが仕事です―。友人の家の薔薇色の通路はどこにつながっていたのか。体操競技で皮が剥けた手のひらは、なぜあれほど痛んだのか。今だに判らないこと、結末を憶えていないことほど、記憶に鮮やかな足跡を残す少年時代。世界中で愛される絵本作家が、謎めくエピソードや懐かしい風景を色彩豊かに書き留めた、ユーモアいっぱいの自伝的エッセイ。イラスト17点収録。

目次 : 氷/ ハンカチ/ 鉱石の熱/ 合唱/ カーテンの向こう側/ 砂の感触/ 映画の街/ クロス・プレー/ 後ろの子供/ おじいさんの石鹸〔ほか〕

【著者紹介】
五味太郎 : 1945(昭和20)年、東京都生まれ。桑沢デザイン研究所ID科卒。絵本『みんなうんち』『きんぎょがにげた』『さる・るるる』『なんとなく』など400冊を超える作品を発表。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』でサンケイ児童出版文化賞、『仔牛の春』でボローニャ国際絵本原画展賞、エッセイ賞『ときどきの少年』で路傍の石文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
☆

4.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
1
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
☆
あの絵本たちを描いた五味さんの「根っこ」...

投稿日:2012/12/19 (水)

あの絵本たちを描いた五味さんの「根っこ」がチラチラ見えかくれしているような。。。 彼によるモノトーンで線太な挿絵とともに楽しみながら読みました。

読谷 さん | 北海道 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ふう

    ちょっ遅れて響いてくるような間や、なるほどそう来たかと感心させられる視点が好きで五味さんの絵本のファンです。『大人〇問題』もおもしろかったけど、この本もとてもおもしろかった! 前半はユーモラスな話が多いけど、後半ははっとさせられる内容やちょっと悲しい内容が多くなり、こんな少年時代が五味さんの今の感性を培ってきたのだなと思いました。「見ることだけが仕事です。」 物や事象をよく見、人や行動をよく見、自然や世界をよく見続けて、あふれてきた思いが絵本になったのですね。

  • 新地学@児童書病発動中

    読友さんのコメントを読ませて頂き、読みたくなった本。五味さんは、絵本のイメージがあるので、この本には驚きました。文章の力がすごいです。五味さんの子供時代のことが生き生きと伝わってきます。情景が見え、音が聞こえ、匂いが漂って来る文章。ここに描かれていることは、私の世代よりかなり前のことですが、それでも懐かしい昭和の生活が鮮やかによみがえります。五味さんのちょっとずれた視点も好きでした。五味さんは絵だけではなくて、文章の人でもあることがよく分かりました。児童文学や絵本が好きな人にお勧め。

  • sibarin♪

    五味さんの子ども時代を回顧したエッセイ。その時の時代を感じる。大人になり振り返って書いているはずの文章が【○○ってさっき書いたけどそれは嘘で】とか、まるで子どもみたいって思ってたら解説で、子どもの心のままの人と書いてあった。なるほど。

  • 定年(還暦)の雨巫女。

    《私‐図書館》五味さんの謎が、ひとつ解けたような気がする。少年の心が、残ってるから!

  • 読み人知らず

    五味太郎さんの、子供時代の話とか。いろんなものに影響を受けながら、育ってきているんだけど、いつの間にか忘れてしまってる。そういうものをよく覚え、頭の中にありながら年をとられてきたんだなあと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items