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万里の長城攻防三千年史

Takshi Kitamura

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784061496743
ISBN 10 : 4061496743
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2003
Japan

Content Description

万里の長城をめぐる攻防にはどんな戦闘があり、国防の経費はどの程度だったのか、敵の襲来にどう備えたのか。政権とともに歴史を刻んできた万里の長城の素顔に迫り、悠久の謎を解き明かす。

【著者紹介】
来村多加史 : 1958年生まれ。関西大学大学院博士課程修了。85年から88年まで北京大学考古系に留学。現在は奈良文化女子短期大学教授。専門は中国考古学ならびに中国軍事史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ようはん

    春秋戦国時代から始まる万里の長城の歴史。秦の始皇帝が統一した戦国諸国の長城を繋げて万里の長城を作り上げ、前漢の武帝の時代に長城の防衛システムが完成したが前漢から後漢成立の混乱でシステムが衰退、三国志の時代に長城をあまり聞かないのはそのせいである。その後も今に繋がる明代の長城等が作られたが、基本的に長城が機能しえるのはあくまでも多数の軍勢を相手にしない平時であり烽火を用いた緊密な連携システムや壁を越えた外敵を確実に撃退できる軍事力に有能な指揮官と多くの条件があり長城が役立った時期はあまり無かったりする。

  • あねさ〜act3

    先日、「Great Wall〜長城〜」と言う映画を見ました。 「HERO」のチャン・イーモウ監督作品。 北宋4代皇帝、仁宋時代の万里の長城が舞台のアクション物。皇帝が結構少年だったので、1022年〜1033年頃が舞台でしょう。 いやー、映画が結構、自分のツボだったので思わず借りて来てしまいました。 何となくですが万里の長城に詳しくなりましたわ😉

  • 韓信

    狼煙による通信システムが発生した西周、斉が長城を築いた春秋時代から、長城が無用の長物と化した清代まで、長城の変遷をたどる中国通史。考古学的知見から漢・唐の烽燧など防衛・通信施設とその機能を復元する一方で、王朝の対外・辺防思想により変遷する防衛ラインと防衛方法を示し、ミクロとマクロ双方の視点から辺防を考究。突破されることを見越して緩やかな防衛ラインを構築した漢代、ハードとしては堅牢だが運用が硬直化し、まともに機能しなかった明代など、各王朝の特色も明快。幾重にも築かれた北斉の長城など個人的な新知見もあり面白い

  • 富士さん

    再読。塩野七海さんがシステムとしてのローマの長城を賛美されているのを見て、硬直化したアジアに対する柔軟なヨーロッパイメージを仮託されているように感じたことを思い出します。神経症的な明の長城の印象で中国の長城を語る錯誤はさておき、本書は考古学的知見をフルに活用して、古代の長城が極めて有機的に運用されていたことを教えてくれ、長城とその社会に対する固定的なイメージをぶち壊してくれるものです。ヨーロッパ史と同じように文献だけでは得られない成果であり、中国史にもまだまだ語りつくされていない分野があるようです。

  • 黒胡麻

    結論としては歴史上、万里の長城は意外と役に立ってなかった。有効活用するには通信システムと防衛体制が万全に機能してる必要があった。王朝によって国防の思想が違うのが興味深い

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