キーブルダッチャー ミュージック

沖縄をから世界的規模で活躍中の平安隆（ひらやすたかし）がアメリカのギタリスト、ハワイアン・ファンにはお馴染みのBob Brozman（ボブ・ブロッズマン）とのコラボレイトによって出来上がった作品がこのサード・アルバムとなる「キーブルダッチャー・ミュージック」。キーブル....？イコール「鳥肌もん」って意味だそうですが、親友でもあるボブと楽しく、ゾクゾクとしながらレコーディングしていたのでこうなったとか.....。そんな過程を経て製作されたものだから当然楽しい空気はイヤでも伝わってくる一枚なのだ。今作では「これはいったいどこの音楽でしょか？」といいたくなる程に多種・多彩なリズムとメロディーを秘めたナンバーが収録されていて、沖縄とハワイ、ブルースと津軽の以外な繋がりを感じてしまうのはボブの奏でるギターのマジックか？のほほん・ムードの”ちむどんどん”でいきなりまったりと始まるが、平安隆が敬愛する嘉手苅林昌（かてがるりんしょう）に捧げられた彼のカヴァー曲（5）”時代の流れ”や沖縄民謡の”あやぐ”等も収録。音楽の奥深さ、面白さをそっと教えてくれる素晴らしいアルバム。
以下“平安隆”がHMVに添えてくれたテキストです

今作はボブを始め、ロス・ロボスのデイビット・イダルゴを迎え、いろいろなリズムで自分を出して見ました。60〜70年代コザの街・市場の風景などやはじめて本土の言葉での歌詞にもチャレンジしました。キーブルダッチャ−（鳥肌）アルバムです。【平安隆】