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養老孟司の大言論 3 大切なことは言葉にならない 新潮文庫

Takeshi Yoro

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101308401
ISBN 10 : 4101308403
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan

Content Description

人間は理性的でないために、宗教は存在するが、日本人は宗教からの自由を謳歌しているそうだ。言葉はウソをつくためにあるのかもしれない。だから大切なことはやってみせるのがいい。もちろん「想定外」はいつでも起こりうるけれど。台湾、インド、ブータン…さまざまな土地で考えたことを綴った「大言論」シリーズ最終章。古典から漫画まで、養老先生オススメ本リスト付きの完全版。

目次 : 日常としての宗教/ 「至高の現実」について考える/ 科学と宗教と文明/ 私もインドで考えた/ ヒマラヤ南麓の龍の国へ/ 言葉が力を持つ社会/ 生物多様性と採算性/ 自然に学ぶ/ 日本人と宗教/ 台湾旅行は面白かったなぁ/ 革命について

【著者紹介】
養老孟司 : 1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。心の問題や社会現象を、脳科学や解剖学などの知識を交えながら解説し、多くの読者を得た。’89(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した。大の虫好きとして知られ、現在も昆虫採集・標本作成を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ハチ

    自分恒例、年末養老先生3部作読了。 慌ただしい中、雪のようにしんみりと養老節が心に降り注ぐ。大切な事は言葉にならないよと。やってみないとわからないよと。虫や歴史や身体や意識や様々な角度から人間ってなんなんだろうと考えさせてくれる。

  • ハチ

    むちゃくちゃ久しぶりに読んだ。 養老先生の辛抱強い思索の一角を垣間見れる。 読書を含めて、考える時間ってのは贅沢な時間だなあと改めて思う。本当は現代人だった長大な時間を使って、贅沢に思索したいんだけど、なんか時間や己の弱さに押しつぶされて、読書さえできていない。 養老先生をまた読みまくろう、と決意。

  • ハチ

    年末恒例、養老先生本第3弾!自然から学べと繰り返し言う。木の葉の配列の原理。死ぬまでは生きてるんだから、生きてる限りは命がけ。年末のガラガラのバスの中で静かに読み終わり、これらの言葉が見に染みました。

  • ハチ

    三部作再読終了。多次元空間における動的平衡点を見たとき人は美しいと感じる。凄い事いうなあ、自然科学の究極のモノの見方を一発で言ってのけた。深く大きく考える姿勢に頭が下がります。和尚さんの話を聞いてるみたいだ。

  • ZEPPELIN

    唯一の客観的事実の存在を信じることは、神を信じることと同じだ。と言われ、あ!と衝撃を受けた。言われてみれば、それは確かに信仰でしかない。どの人間も知り得ないことだからである。自分の頭の中に、こんな巨大なバカの壁があったとは。また、「リンゴ」という言葉と、目の前にある赤い「リンゴ」が同じものではないように、現実と現実感は違う。そして、現実感は現実を動かす力を持つ。その理屈でいくと、神の実在を信じる人にとって、神の実在は現実であるというのも納得できる。脳とは本当に厄介なものですね

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