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養老先生、病院へ行く

Takeshi Yoro

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784767828817
ISBN 10 : 4767828813
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大病をわずらって生死の境をさまよい、
愛猫「まる」を失って悲しみに暮れた
解剖学者・養老孟司は
嫌いだった医療と、どう向き合ったのか

「老い」と「病気」の違いについて改めて考え、
愛猫「まる」の死を経て感じた「身近な存在の死」との向き合い方、
医師の目線から見た、現在の医療システムのいびつな仕組みなどについて
教え子である東大病院の医師・中川恵一と語り合います。

マンガ「テルマエロマエ」で知られる
漫画家ヤマザキマリさんとの鼎談も収録。

■目次
1章 病気はコロナだけじゃなかった
2章 養老先生、東大病院に入院
3章 なぜ「医療」と距離をとるのか?
4章 なぜ病院へ行くべきなのか?
5章 特別鼎談養老先生、どうして病院に行くのが嫌なの?

■著者プロフィール
養老孟司(ようろう・たけし)
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。
95年、東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。
京都国際マンガミュージアム名誉館長。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。
著書に、毎日出版文化賞特別賞を受賞し、447万部のベストセラーとなった『バカの壁』(新潮新書)のほか、
『唯脳論』(青土社・ちくま学芸文庫)、『超バカの壁』『「自分」の壁』『遺言。』(以上、新潮新書)、
伊集院光との共著『世間とズレちゃうのはしょうがない』(PHP研究所)など多数。

中川恵一(なかがわ・けいいち)
1960年、東京都生まれ。東京大学医学部医学科卒業後、同大学医学部放射線医学教室入局。
社会保険中央総合病院放射線科、東京大学医学部放射線医学教室助手、専任講師、准教授を経て、
現在、東京大学大学院医学系研究科特任教授。
2003年~2014年、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部長を兼任。
共・著書に『医者にがんと言われたら最初に読む本』(エクスナレッジ)、
『コロナとがん』(海竜社)、『がんのひみつ』『死を忘れた日本人』(共に朝日出版社)、
『がんから始まる生き方』(NHK出版)、『知っておきたいがん知識』(日本経済新聞出版社)など多数。

【著者紹介】
養老孟司 : 1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。著書に、毎日出版文化賞特別賞を受賞し、447万部のベストセラーとなった『バカの壁』(新潮新書)など多数

中川恵一 : 1960年、東京都生まれ。東京大学医学部医学科卒業後、同大学医学部放射線医学教室入局。社会保険中央総合病院放射線科、東京大学医学部放射線医学教室助手、専任講師、准教授を経て、東京大学大学院医学系研究科特任教授。2003年〜2014年、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ネギっ子gen

    <今、病院へ行こうとしたら、医療というシステムに参加せざるをえません。いわば今まで野良猫のように生きていた自分が、家猫に変化させられるようなもの/甘い物は食べるなとか、煙草はやめろとか、自分の小さな行動まで点数化されてしまいます。まるでコロナの自粛下における、さらなる自粛の強制みたいなものです。だから、医者に行く決意をするにあたって、いろいろ考えざるをえなかった。まあ、もう歳だから、野良猫として暮らそうが家猫だろうが、残りの人生は長くない。そう観念して>、先生は病院へ行く――。鼎談にヤマザキマリ氏も参加。

  • nyaoko

    医療にかかった自分は「野良猫」から「飼い猫」になったと表してたけど、分かるなぁ。そういう事なんだよね、医療にかかると言うことは。病気が早期で見つかって、治療が出来て、元気に戻ったとしても、本来ならば終わっていた命をつなぎ止めて伸ばしただけの事なんだな。それを100%素直に喜べない養老先生の偏屈で、でも感謝しなきゃというジレンマ。中川医師の日本人の医療リテラシーの低さ、介護の現場にいる自分は本当にその通りだと思う。自分の体質や遺伝を深く考えず、若いから、症状もないからと健診を怠ってきた人の多いこと。

  • tamami

    書店の店頭でパラパラとめくったら、養老孟司、心筋梗塞、白内障の三つの単語が目に飛び込んできて即購入。養老先生が罹った病気と通われた病院の話題を中心に、飼い猫のまるの話も絡めて、担当のお医者さんと先生が、今時の病気と病院事情を語る。病院に対する先生独自!の考えや病院の裏事情もほの見えて面白い。現代の病院はデータ花盛りであるが、大切なことは自分の身体に聞くことという先生の指摘や、コロナの影に隠れて未接種が増えている子どものワクチンについて語るお医者さんの言葉が印象に残る。養老先生、どうかこれからもお元気で。

  • 油すまし

    中川医師との対談とのことに嬉しく読みました。中川先生は以前にジャーナリストの近藤勝重さんのラジオ番組にゲスト出演されている時のお話が面白く興味深く引きつけられて聴いたのが心に残っていました。養老先生が体調に不安を感じ、中川先生に相談して26年ぶりに東大病院を受診。病院に行くのに決心がいるのは現代の医療システムに巻き込まれたくないから。それは私も家族の入院時に強く感じ怖い思いがした。中川先生がよくおっしゃるヘルスリテラシー、心に置いておきたい。心筋梗塞についてもわかりやすく書かれていた。まるが愛おしい。

  • ユーユーテイン

    システムにがんじがらめにされてしまうのは嫌だ、と言って病院に近づかなかった養老氏が、どのように病院と関わったのか、知りたくて読んだ。相談を受けた中川医師は、養老氏の教え子であり、ガイドラインを守らなければならない医師の立場を踏まえつつも、「めんどうな患者」である養老氏の考えを尊重する。養老氏の未来への提案が興味深かった。@老化を病気と捉え、老化を止める、若返ることで万病(糖尿病、心筋梗塞、認知症…)を防ぐA対人ではなく対物の仕事をするB1年のうち、9ヶ月は都市で、3ヶ月は田舎で暮らす

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