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老いてはネコに従え 宝島社新書

Takeshi Yoro

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784299041432
ISBN 10 : 4299041437
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人生は一切なりゆき、行きがかり――
ネコの虜、85歳と86歳が「自分勝手」の極意を語る

下重 「私たちはどうして、これほどまでにネコに惹かれるんでしょうね。」
養老 「人間と違って、ものをいわないからじゃないですか。ものをいったら憎たらしくなることもあるかもしれない(笑)。」

現在80代半ば。
敗戦によって、「世の中の正義」が一夜にしてひっくり返る理不尽・不条理を目の当たりにし、
社会が押しつけてくる「ものさし」を根底から疑うようになった、養老孟司さんと下重暁子さん。
「社会性などまるでないネコのほうが、よほど信頼できる」と養老さんは語ります。

本書は、「90歳の壁」を目の前にしたお二人が、それぞれのネコ愛を基軸に、
老いや病、日本社会が抱える歪(ひず)みなどについて縦横無尽に語る対談企画。

しなやかに生き、素直に死んでいくネコたちの後ろ姿から、
「生き物として、ラクなあり方」のヒントを素描する一冊です。


【目次】
まえがきにかえて 養老孟司
第一章 ネコと暮らせば
第二章 ヒトという病
第三章 90歳の壁
第四章 まるに始まり、まるに終わる
あとがきにかえて 下重暁子

【著者紹介】
養老孟司 : 1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任

下重暁子 : 1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。アナウンサーとして活躍後、68年に退局しフリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    ネコ、虫、そして2038年後の日本。様々な話題から、君たちはどう生きるかを問うてくる対談集。世の中のすべては、どうせ変わるに決まっているんだから「意味を求める病」からの離脱が大切なこと。行きがかりと成り行きで、その瞬間、瞬間を生きていく、ネコのような自由な生き方に倣うこと。そして、ネコから自然を感じ取り、人間本来の生き方を取り戻すことも必要なのだと感じます。

  • TakaUP48

    養老氏の長年連れ添った「まる」は、どすこい座りの猫で有名。媚びない独立した人格を持っている猫。一切なりゆき、行きがかりで生きる猫に魅力を!でも、猫の話は初めと終わりだけ。後は、戦中派で協調性なく集団行動苦手の2人の放談!大戦でも本質の変わらなかった日本は、2038年予想の東南海地震後の国民の対応で変わるか?少子化が悪いのか。「廃県置藩」で工夫を!SDGsを主導している国連は、エリートと権威におもねる集団。一番のSDGsは人間が減ること。ごもっとも!本当に、忖度抜きで多方面に渡り、自分たちの言いたい放題。

  • miww

    養老先生の言われる猫の魅力。人間と違ってものを言わない。人間に合わせるということをいっさいやらない「独立した人格」に共感、ほんとこれにつきます。冒頭の猫談義からの社会問題や政治家の話。「SDGsだとか環境保護だとかいうんだったら、一番いいのは人間が減ること」。人口をどんどん増やしながら「自然を守ろう」、つまり人間が自然をコントロールしようなんていうのはすごくおこがましい考え方ですよね。歳を重ねられた養老先生と下重さんならではの対談は興味深く面白かった。

  • Minamihama

    2039年の東南海地震と南海トラフ地震が起きる以外日本がまともになる方法はない、まったく、おっしゃる通りだ。

  • 青木 蓮友

    まさかの「癒し」に驚愕です。読後すっかり安心している自分がいます。いやはや、こんな気持ちになるとは思いもよらず。そして「2038年」のこと。あと15年、わたしは67歳か。ひとつの目安を得て、いい意味で覚悟を意識できたような気もして。猫が大好きなおふたりというだけでもう信頼感爆発なので、ほんとうに素直に話が聞けました。おふたりが言うならそうなんだろうと、おのずと湧く謙虚が心地よくて。自然に夢中で無理をせず。養老先生の「気がついたらこの世に生まれていたわけでしょ」が印象的、気づいたら死んでいたに憧れます。

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