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世間とズレちゃうのはしょうがない

Takeshi Yoro

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569843186
ISBN 10 : 4569843182
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世間と折り合いをつけるためのヒント。科学の理論を信じていない解剖学者と、理屈っぽいお笑いタレントが「世間」を語る。

目次 : 第1章 僕らは世間からズレている/ 第2章 僕がなんで不登校になったのかというと。/ 第3章 世間って、そもそも何でしょう/ 第4章 たまに世間から抜け出す方法/ 第5章 先生のその発想は、どこから来ているんですか?/ 第6章 「シーラカンス」がいることは、希望ですね

【著者紹介】
養老孟司 : 1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。著書多数

伊集院光 : 1967年東京都生まれ。足立新田高校中退後、三遊亭楽太郎(現・6代目円楽)に入門し三遊亭楽大として活動。その一方、伊集院光の芸名でラジオ番組に出演し人気を博す。90年に落語家を廃業。豊富な知識を活かしてクイズ番組などの出演も多い。映画やドラマにも多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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タイトルに惹かれて手に取った一冊です。解...

投稿日:2021/07/16 (金)

タイトルに惹かれて手に取った一冊です。解剖学者・養老孟司と芸人でラジオパーソナリティーでもある伊集院光の対談をまとめた本で、読みやすいけど真理をついた面白い本でした。2人とも知識が豊富なのに型に嵌らずに柔軟な考え方が心地いい。私たちは世間からはみ出ないように生きようと、自分に無理を強いたり色んな事を我慢しがちだけど、そもそもあなたが言う世間って何?自分よりも世間を優先する意味ってあるの?世間を抜け出す方法など、読み終わる頃には世間とズレる自分を少しだけ受け入れる事が出来るようになっているかもしれません。

sorano さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • きみたけ

    養老先生と伊集院光の対談形式による、世間とズレながら生きていくヒントが得られる一冊。世間からはじき出されないことを願う理論派の伊集院と、最初から世間からはみ出している理論超越派の養老先生の絶妙なトークが面白かったです。博識でゲーム好きという共通点がある二人が、世間との折り合いをどうつけているのか、片意地張らずに生きるヒントになりました。

  • けんとまん1007

    まず、タイトルに惹かれた。次に、養老先生と伊集院さんの組み合わせに惹かれた。いやあ〜読んでよかった。自分自身、世間からズレている部分がそれなりにあると認識していて、まあ、それはそれで致し方ないと思っているので、背中を押してもらった気分。それをそれとして、そこから見えてくるものもある。ただ、ここ数年、気になるのが、それを排除しようとするものや、それを考えすぎて自分を抑え込んでいる人が増えているのでは・・・ということ。

  • アキ

    日本語の「人間」は中国語では「世間」という意味。中国では人は「人」。日本は「世間」という意味の中国語の言葉を「人」に当てている。その世間とは「見た目」である。五体満足でなければ共同体から外される。世間に属さない人は「非人」となる。遺体を扱う職業は世間には入らない。解剖学者もその系譜に入る。生者と死者、都市と自然、意識と無意識、秩序と無秩序、それが世間の内と外に対応する。世間の外側の人間が内側を見てその壁を書く。その壁の塀の上を歩くのが芸人。世間とのズレを語る2人の会話が心地よく何度も吹いてしまう面白さ。

  • レモングラス

    養老孟司さんと伊集院光さんの対談。テーマは「世間からズレる」。開いた距離感で世間を冷静に見つめている養老先生と、修正を試み調整しつつ生きる伊集院光さん。養老先生の、棺桶を持って非常階段を降りた経験、解剖を終えて遺族にお骨を返しに行く時の、歩くと骨壷の中のお骨がガタガタなどを読んで、学ぶことも気づくことも読者によってそれぞれだけれど、たまに世間から抜け出す方法が見えてくる。軸を二つ作った方がいいに共感。自分の軸が揺れたらちょっと違う軸を持つ人と話してみると元気になれたりってあるし、相乗効果って大事。

  • しげ

    伊集院光さんが先日亡くなられた6代目三遊亭円楽さんの門下生とは知りませんでした。タレントさんか脚本家さんと勝手に思っていたので、そもそも落語家出身と言うのに驚きました。養老先生の各著書も未読ですが対談モノなら人と成りを理解し易いのでは?と思い拝読しました。伊集院さんのドロップアウト経験が自分と遠からず重なり、そこから身に付いた耐性と生き方にも共感しました。養老先生の思考根源にも価値観を否定された終戦が有った事も知れて納得

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