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古事記 日本の原風景を求めて とんぼの本

Takeshi Umehara

User Review :5.0
(1)

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106022777
ISBN 10 : 410602277X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

地上に強大な国を築いた出雲、神々が降り立った日向、神武東征の輝かしき終着点である大和―。編纂されて1300年、現存する日本最古の歴史書『古事記』のふるさとを訪ねて見えてきたのは、いにしえより続く、美しき日本の姿でした。泰斗による対談や、国文学者2人による紀行、イラストすごろくも収録。知っているようで知らなかった『古事記』の世界を、その舞台とともに、分かりやすく案内します。

目次 : 対談 古事記こそ日本文化の原像―梅原猛×上田正昭/ 超速読 ユルわかり古事記/ グラフ 古事記の風景(日本創世の舞台/ 出雲の繁栄の果てに/ 日向に天降る神々/ ヤマト王権の光と影/ 見えてきた都のかたち)/ 紀行 ヤマト古事記あるき/ 最新研究 いま改めて古事記を問い直す/ 神話のふるさとマップ/ 特大ふろく 神武東征すごろく 五月女ケイ子のレッツ!!東征

【著者紹介】
梅原猛 : 1925年宮城県生まれ、哲学者。国際日本文化研究センター顧問。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長などを歴任。縄文時代から近代までを視野におさめ、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する幾多の論考は“梅原日本学”と呼ばれる

上田正昭 : 1927年兵庫県生まれ、歴史学者。京都大学文学部史学科卒業。京都大学教授、大阪女子大学(現大阪府立大)学長、島根県立古代出雲歴史博物館名誉館長などを歴任。東アジア全体を視野に入れた古代史研究で知られる。2016年没

三浦佑之 : 1946年三重県生まれ、古代文学者。千葉大学名誉教授。成城大学大学院博士課程単位取得退学。千葉大学教授、立正大学教授などを歴任。『古事記』研究の第一人者でありながら、通説にとらわれない論を展開しつづけている

上野誠著 : 1960年福岡県生まれ、奈良大学文学部教授。国学院大学大学院博士課程単位取得満期退学。万葉文化論を標榜し、歴史学・民俗学・考古学など周辺領域の研究を応用した『万葉集』の新しい読み方を提案している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「古事記の風景」がよかった。写真が満載で...

投稿日:2025/01/21 (火)

「古事記の風景」がよかった。写真が満載で、国生みから雄略天皇あたりまで景色でたどる。すごく風景からロマンを感じました。あと巻末の三浦祐之氏のいま改めて古事記を問い直すもよかった。古事記の成り立ちや、誰の側から見た神話なのかということの考察があって興味が尽きません。他も、もちろん巻頭の梅原氏と上田氏の対談から引き込まれたのですが、ヤマト古事記歩きももちろんよくて、本全体でとても構成バランスが取れていて、捨てる記事が一つもない。めっちゃおすすめ 古事記は国譲りあたりまでしか知らなくて、ユルわかり古事記があってよかった。全体を大雑把に把握できてこうゆう風につながってくんだーと分かりました。

ojisan さん | 埼玉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • なお

    実に楽しげに自論を展開されている哲学者の梅原猛さんと歴史学者の上野正昭さんの対談に魅了される。中でも藤原不比等が『古事記』の成立に関係していると仰っていた事が印象に残った。国文学者の三浦佑之さんと上野誠さんのフィールドワーク「ヤマト古事記あるき」も面白い。三浦さんの解説による「最新研究」は1979年から2000年までに新たに発見された墓や遺跡、巨大な三本柱を踏まえての考察。まだまだ新たな読み解きがある事を知る事ができた。表紙の高千穂峡・真名井の滝を初めとした縁の風景写真も豊富で、盛り沢山の内容を楽しんだ。

  • aloha0307

    古事記 大学のとき原文に挑戦もすぐに撃沈。10年ほど前、口語訳を読み始めたが長〜い名前の神様が何人も(その関連性も?ばかり)。そして物語も(失礼ですが)あまりにとりとめがなく 己の読書力では挫折..です。注釈、系図や写真満載の本書でようやく古事記の世界の端緒を知ることができました。やはり、オホクニヌシに惹かれます。国譲り〜滅びの美学 を確かに感じます。こどものころは出雲神話はフィクションでしたがその後巨大遺跡が発掘され、出雲王国実在の可能性が高いとのこと。NHK大河ドラマでこの時代を扱ってくれないかな..

  • まりこ

    図書館より☆神様はここにいる。神話のふるさとを巡り日本最古の歴史書を読み解く。

  • takakomama

    古事記の舞台となったところをオールカラーの写真でビジュアルに紹介。 超速読ユルわかり古事記」(あらすじ)は、5つも名前を持っていたり、神々が似たような名前だったり、恋愛や争いで入り乱れてて、ややこしいです。

  • 冬峰

    面白かった。主に三浦・上野の紀行文と三浦解説の最新研究が。 特に後者の中の「古事記は垂直的な北方系と水平的な南方系の神話が混ざってる」がすげえ腑に落ちた。ずっと日本の神話はどうもわかりにくいと思ってて、そういう構造のせいだって、やっと長年の謎が解けた。それから母系・父系の章。兄妹の禁断の愛の扱いがどう変わっていったか、これもまた興味深い。

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