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雪の香り 文春文庫

Takeshi Shiota

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167909017
ISBN 10 : 4167909014
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan

Content Description

学生時代、冬の日に出会った恋人・雪乃。12年前に姿を消した彼女を、いま警察が追っている。新聞記者になった私は密かに調査を開始した。彼女は何をしたのか。なぜ姿を消したのか。京都の四季を背景に描かれる若き日の恋と、隠された秘密をめぐる現在の日々。『罪の声』の著者が贈る純愛ミステリーの傑作!

【著者紹介】
塩田武士著 : 1979年、兵庫県生まれ。関西学院大学卒。神戸新聞社に入社後、2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。同作は第23回将棋ペンクラブ大賞文芸部門大賞を受賞。2012年、神戸新聞社を退社。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10で第1位、本屋大賞第3位となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「雪の香り」をモチーフにした一ひねり効い...

投稿日:2021/04/10 (土)

「雪の香り」をモチーフにした一ひねり効いた恋愛サスペンスだが、美しい京都の情景描写の中でちょっと懐かしい時代の恋愛ドラマがテンポ良く展開するのでワクワクしながら一気に読了してしまった。 私もそうですが、京都で学生時代を過ごした方は読み終わった後にきっと胸が一杯になります。是非ご一読下さい! 昨年、同じ著者の「罪の声」が小栗旬×星野源の主演で映画化されて話題になったが、「罪の声」と同様、京都がメインの舞台なので京都に住んだことのある方は、読みながら頭の中でイメージが映画のように展開するはずです。 話の展開、内容面も個人的には最近の恋愛サスペンスとしては最高の一冊でした。

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mariya926

    あの『罪の声』と『騙し絵の牙』を書いた塩田武士さんの恋愛小説というレビューを読んで、早速リクエストしました!どんな感じなんだろう?とワクワクしながら読み始めましたが、男性作家が書いた恋愛小説でした(笑)キュンキュンさせる要素がまったく無く、逆にうなじとか…男の人が好きそうな写生が多いです(笑)十二年前の出来事なのか?今の出来事なのか?紛らわし場面がたくさんあり、雪乃の性格的にも共感できなかったけど、二人の幸せを望みました。恭平の熱い想い…12年も前のことをちゃんと覚えているのは凄いです。

  • gonta19

    2017/8/28 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。 2018/9/6〜9/11 「罪の声」で名前を知った塩田さんの初読み。舞台である京都北山、宝ヶ池あたりは自分も学生時代によく行ったところ。その懐かしさだけでなく、スリリングな展開に引き込まれる。上手い作家さんだ。また1人、Must Read作家が増えた。

  • しいたけ

    12年の時を経て戻ってきた雪乃。京都を舞台にした若き日の謎を抱えた純愛。雪乃以外ならいらないと思い定めた男の胸の結晶。破天荒に振る舞えるのは、この男の前でだけ。そんな出逢いが、私の大事にしまった純情をも熱くする。雪乃がいじましくてたまらなかった。男が描く男の純情。もう、こういうものしか読みたくないと、読み終えるときふと思った。

  • タイ子

    この作品が魅力的な点。舞台が京都、漫才のようなテンポの良い会話、それを塩田さん(罪の声)が書いていること。12年前恭平と知り合った女性雪乃が突然居なくなった。12年後2人は再会するも新聞記者となった恭平は過去の事件がらみのネタの中で雪乃の名前を見ることに。2人の会話がとにかく面白い。と、思ったら塩田さん学生時代お笑いの道を目指していたんですね、どおりで!過去の事件を追う恭平と、幸せな2人の生活の緩急ある書き方が上手くて、一気に読了でした。京都を観光した気分にもなれる一作かも。

  • しーちゃん

    タイムカプセルに彼女は 一体何を入れたのか、冒頭から引き込まれた。12年前に失踪した学生時代の恋人が殺人事件の容疑者となっていることを知る。新聞記者という立場を利用し事件を探り、やがて知る彼女の素性。真相はともかく、恋人同士の微笑ましく無邪気なやり取りに何度も笑い結末を予想し、切なくなった。ただ、彼女のキャラクターと事件に関わった彼女の役割がどうにも違和感があり、不完全燃焼。京都の春夏秋冬が美しく描写が際立っていただけに残念。

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