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In An Autumn Garden, Voyage, Etc: 宮内庁式部職楽部 鶴田錦史 横山勝也

Takemitsu, Toru (1930-1996)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
POCG3652
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD

Product Description

武満徹/邦楽器作品集
《秋庭歌》は73年に国立劇場からの委嘱による作品で、現在は《秋庭歌一具》という全6曲からなる「組曲」の第4曲で、全体の核となっている楽曲です。作曲者のテーマの一つ「秋」になぞらえられ、雅楽の《春庭歌》に対して付けられた名ですが、通常の雅楽の音階ではなくギリシャ旋法のドリア調を基礎に置いていますが、秋を暗示する平調(Eを基音)で開始し、冬を暗示する盤渉調(Hを基音)で曲を閉じるという雅楽の技法を効果的に扱い、ガムラン音楽などの概念も取り入れています。雅楽特有の時空の移り変わりや、西洋楽器のための作品にも聴くことができる武満徹の世界が見事
に融合し、配置された楽器群間のやり取りやエコーの重なりが独自の音響へと誘います。初演団体、宮内庁式部職楽部による演奏。
 他に名作《ノヴェンバー・ステップス》からの《十段》及び《秋》からの《抄》のカデンツァ部分、《エクリプス(蝕)》(以上3曲尺八と琵琶の二重奏)、三面の琵琶のための《旅》を収録。武満の邦楽器作品には欠かせない横山勝也(尺八)鶴田錦史
(琵琶)による演奏です。

Track List   

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実に美しいCD。秋になると決まって聴きた...

投稿日:2013/02/10 (日)

実に美しいCD。秋になると決まって聴きたくなる。もちろん他の季節に聴いても美しいが、やはり「秋」なんだ。   作曲者が雅楽を聴いた際に日記に書いた言葉「音がたちのぼる印象」「(音が)樹のように、天へ向かって起こった」を追体験できることが一番うれしい。まだ「秋庭歌一具」は入手していないがいずれ必ず。「蝕」や「旅」等の曲も邦楽器の美しさをわからせてくれることでは同じ。  細川俊夫の緊張感に満ちた音の生成とは違う、「ふわっ」と音が生まれてくる感じたたまらなくいい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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