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オイドル絵っせい人生、90歳からおもしろい! 新潮文庫

Takashi Yanase

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101381411
ISBN 10 : 4101381410
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2012
Japan

Content Description

おそ咲きにしてもおそすぎた!50代後半で大ブレイクし、後期高齢者となった今は、老人のアイドル「オイドル」を名乗る著者。自作のミュージカル出演のために、病院から劇場へ通って青息吐息。講演会当日の朝、前歯がポキン!日々おそいかかる死神と闘いながらも現役を貫き、縦横無尽に人生を謳歌する。アンパンマンの作者がユーモラスに綴る、創作への情熱、そして生きる喜び。

目次 : 第1章 ピンピンコロリにあこがれて/ 第2章 老眼可憐のオイドル爺/ 第3章 見あげてごらんYanase星/ 第4章 ちいさな親切三角折り/ 第5章 やなせ小公園育ちの野生の柚子/ 第6章 ヘンとおもえばみんなヘン/ 第7章 色気なければひからびる/ 第8章 山彦・海彦、ふたつのミュージアム/ 第9章 ホオノキはアンパンマンに似ている/ 第10章 お化けがきたりて歌をかく/ 特別対談 戸田恵子×やなせたかし「人生の後半にこんな展開があるなんて」

【著者紹介】
やなせたかし : 1919(大正8)年高知県生れ。東京高等工芸学校工芸図案科(現千葉大学)卒業。漫画家をめざしながら、三越宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務。’53(昭和28)年退社、フリーとなり、舞台美術家、作詞家、放送作家として活躍する。’73年月刊「詩とメルヘン」をサンリオより創刊。同年、「漫画家の絵本の会」を手塚治虫氏らと結成。また、同年フレーベル館の月刊絵本「キンダーおはなしえほん」に『あんぱんまん』を掲載。’88年アニメ『それいけ!アンパンマン』が放映され爆発的な人気となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • うりぼう

    ブックオフで購入し、読み始めたらの訃報。引き寄せられたかのようです。その自由な思考と自分の役割を踏まえ、引き受けるところは、しっかりと果たす。見事なバランス、天命を生きた方だと思います。手術が多数にのぼったのは、求められる義理に応えようと無理された結果であり、周囲が師の優しさに甘えたとしか思えません。それでも94歳まで生きられたのは、天と繋がり、心の赴くままに生きた証なのでしょう。唄を愛し、性に恋し、漫画に熱し、その見事な生き様を軽々とした文章で綴る「絵っせい」は50歳までの苦労がバックボーン。心より合掌

  • Y2K☮

    80歳は若いと感じるエッセイ。単行本が2009年に出ていて、この文庫は著者が亡くなる前年の2012年に刊行された。50代後半でブレークしたわけだけど、遅咲きにもほどがあるみたいなことを何度となく綴っている。でもピークを迎えるのが他人より遅かったのなら、身体はともかく精神的には90歳でも働き盛りに近い感覚だったのでは? 年齢はあくまでも一般的な目安のひとつに過ぎぬ。歳を重ねてできなくなることが増えても、一方で若い頃には背伸びしても書けなかったことが自然体で書けたりもする。日々精進。90歳で全盛期を迎えたい。

  • あつこんぐ

    お風呂のお供本にしていたのですが、読み終わるのが惜しくて少しずつ読みました。あとがきの1番最後に「つかのまに過ぎていく人生なら、泣くよりも笑っていたい。たとえいくらか無理してでも……。」という文に私もこういう年の重ね方をしたいなと思いました。やなせ先生の歌を生で聞いてみたかったなぁ。

  • chanvesa

    何度も「アンパンマンの作者がこんなよぼよぼでは…」「自分でもあきれるが…」とか、ものすごく謙虚な言葉が出てくる。かつて爆笑問題のNHKの番組に出演されていたとき、満身創痍なんだみたいなことをおっしゃっていたけど、やっぱりいろんな病気と闘いながら、人生を楽しんで、人を楽しませて希望を分けていたのだ。病院・病気のお話がたくさん出てくるが明るい。尊敬する日本人の一人。

  • たくのみ

    先日亡くなった、やなせたかしさんの楽しいイラストエッセイ集。90歳になってますます盛んな創作意欲に驚かされる。イラストが語りかけてくる思いは、駆け出しの青年のような新鮮な笑い。日常を切り取ったエピソードが多い中、特攻隊員として「回天」で命を落とした弟を偲ぶ話『出口のない海』が衝撃的だった。生き方、愛し方を教えてくれ詩人、やなせさん。心を込めて、ありがとうと言いたい。

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