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日本経済学新論 渋沢栄一から下村治まで ちくま新書

Takashi Nakano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480073143
ISBN 10 : 4480073140
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2020
Japan

Content Description

日本の近代資本主義を確立した渋沢栄一の精神は、いかに高橋是清、岸信介、下村治ら実務家たちに受け継がれたか。気鋭の評論家が国民経済思想の系譜を解明する。

【著者紹介】
中野剛志 : 1971年生まれ。評論家。専門は経済学。東京大学教養学部卒業。通産省、エディンバラ大学、京都大学准教授等を経て、現在は経済産業省所属。経済ナショナリズムを中心に評論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 壱萬弐仟縁

    本書が明らかにしようとするのは、渋沢栄一、高橋是清、岸信介、下村治に共通して流れている思想(026頁)。重要なことは、渋沢が株式会社制度紹介、普及させただけではなく、自ら設立や経営といった実践に深く関わっていたこと(092頁)。市民社会論で重要なのは、共同体の制約から自立したはずの個人が、結果として、国家に従属する羽目となり、かえって自立を失うという逆説である(096頁)。

  • もりやまたけよし

    経済思想史の本と言う試みだけども、企画倒れのような気がしました。4人の人物の紹介をその経済思想から行おうと言うもの。理論の解説と歴史とが複雑に絡んでしまいどっちつかずに終わった感があります。

  • 奇跡の経済教室が面白かったので。本書は渋沢栄一、高橋是清、岸信介、下村治の4人を挙げて、彼らがプラグマティストでありナショナリストであったことや、現代貨幣理論と彼らの思想との相違点を示す。平成以降で、彼らに続いて取り上げたい人物がいないとの嘆きは、著者自らがその系譜を継ぐのだという決意表明にもみえた。

  • 渋沢栄一、高橋是清、岸信介、下村治の活動と著作を基に日本独自の「日本経済学」の流れを明らかにしようとした著作。いずれも「経済ナショナリズム」の立場からプラグマティズムに裏打ちされた経済政策を主張し、主流派経済学や新自由主義とは根本的に異なると説く。相変わらず歯切れが良いので面白く読み進めることができた。現代貨幣理論との類似点も触れられていて興味深い。MMTについて議論がなされWGIPが明らかになりつつある今日、「日本経済学」が復活して日本を立て直すべく大きく舵を切ってくれることを願ってやまない。

  • 羊山羊

    MMT布教本と言うべきか。日本経済学新論と銘打たれているが、その実は日本の代表的経済屋4人を信用貨幣論的観点から見直してやや強引に結び付ける1冊で、紙幅に比して不満足感。しかし、渋沢栄一のプラグマティック、社会関係資本への論語などを通した指摘、高橋是清の経済ナショナリスト等の指摘へのページは現行の岸田政権の経済政策を語るうえで持っていた方がいい知識かもしれない。信用貨幣論への主張以外の所が結構光る1冊になっている。良く注意して読もう!な1冊。

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