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官僚の反逆 幻冬舎新書

Takashi Nakano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344982901
ISBN 10 : 4344982908
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2012
Japan

Content Description

「改革派」官僚に騙されるな! !
『TPP亡国論』の気鋭の論客が、これまでの官僚論を根底からくつがえす。


TPP問題をめぐり「外圧を使って日本を変える」と公言する元官僚たち。政治主導と称して公務員制度の破壊を訴える行政改革。国民はこれら「改革派官僚」の言動を喝采するが、その本質は、さらなる官僚制の支配と政治の弱体化である。本来、政治家や利害関係者と粘り強く調整することこそ官僚の役割である。それなくして、問題が複雑に錯綜する現代、自由な民主国家は成立しない。
日本を国力低下の危機に陥れる官僚たちの反逆を許してはならない。日本を蝕む官僚制の病理に警鐘を鳴らす。


2012年11月28日発売予定


中野 剛志
1971年神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。2000年より英エディンバラ大学大学院に留学(政治思想史専攻)し、優等修士号、博士号取得。03年には論本“Theorising Economic Nationalism"がイギリス民族学会Nations and Nationalism Prizeを受賞。著書に『TPP亡国論』(集英社)などがある。




【著者紹介】
中野剛志 : 1971年神奈川県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。2000年より英エディンバラ大学大学院に留学(政治思想史専攻)し、優等修士号、博士号取得。03年には論文“Theorising Economic Nationalism”がイギリス民族学会Nations and Nationalism Prizeを受賞。10年から12年春まで京都大学大学院工学研究科に出向、助教、准教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ミッキー・ダック

    著者はウェーバーとオルテガを援用し、大衆社会化と共に官僚制化が進行して自由と民主主義の両立・少数意見を尊重する自由民主政治が崩壊し、大衆民主政治になったという。官僚制的とは、吏員型官僚に限らず、新自由主義・マクドナルド式等のように、特殊性を否定した没主観的・画一的・効率的・迅速・グローバル・非政治的を目指す思考を指すが、多様性・文化・歴史を無視した非人間的な見方だと断罪。古賀茂明に代表される官僚の反逆は、実は官僚制化を一層加速するものだと批判。官僚制化という表現がしっくりこないが鋭い指摘だ。

  • 1.3manen

    民主党が2009年に政権奪取時に掲げた「政治主導」が虚しい。と同時に、大衆が官僚制を支持することで、結局、政治が官僚主導化した理由が解明されたことに気づく。してみれば、自民党を選挙棄権という信任で与党に返り咲かせたのも官僚制の昔に戻ればいいという大衆の性か。グローバル化は官僚制化(75ページ〜)も矛盾してそうでいて実は本質。M.ウェーバーの理論を現代日本に応用した面では独創的。経済学のデータ還元主義にも共感。読むほどに社会が官僚制に支配されていることに愕然。安冨歩氏の東大話法へのコメントも知りたいところ。

  • ナン

    ウェーバーやオルテガを切り口に、近年の政治主導を目指した改革の動きを批判的に論じた書。序章の、元官僚の発言とそれに対する大衆の反応は、ウェーバーやオルテガの指摘を地で行くようで印象的。内閣人事局への懸念も、今となっては、そのとおりとなってしまったと言える。なお、「官僚制」の対象について、一つ前に読んだ野口雅弘氏の著書では、あえて行政に絞っていたが、本書では、広く社会一般に適用している。その違いはあるが、近年の官僚批判の動きを批判的に捉えているという点では両者の考えは近いのではと感じた。

  • onaka

    官僚制化とは、だれかれの区別をせずに計算可能な規則に従って事務処理を行う行動様式が広まること。だから、官僚制化は官僚に限った話ではなく、政党のマニフェスト、グローバル化、新自由主義の経済政策、マクドナルド的な経営などなど様々な領域に見られる。重要ポイントは、官僚制化が進展することで、自由民主政治は後退し、大衆民主政治が台頭すること。グローバル化やマニフェストなど無意識的に歓迎されがちな世の動きのあれこれは、実は官僚制化の動きに他ならないと警鐘を鳴らす書。

  • もりやまたけよし

    官僚という言葉は、難しいんですね。著者もいろんな意味で、使っている。著者本人も官僚だったから、理想とする官僚像につき、色々考えたようだ。とはいえ、最後によくわからないような告知が出てきて、いったい今までの議論は、何だったの?と思ってしまう。タイトルだけが、独り歩きしている感じだ。

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