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入門 シュンペーター 資本主義の未来を予見した天才 Php新書

Takashi Nakano

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569856186
ISBN 10 : 4569856187
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
November/2024
Japan

Content Description

『西洋の没落』のシュペングラー、『学問のすゝめ』の福澤諭吉‥。教養として知っておきたい思想家のエッセンスを極めて平易に解説!

【著者紹介】
中野剛志 : 1971年、神奈川県生まれ。評論家。専門は政治経済思想。東京大学教養学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学。同大学院より05年に博士号を取得。03年、論文‘Theorising Economic Nationalism’(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。著書に『日本思想史新論』(ちくま新書、山本七平賞奨励賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 読特

    米国も新規の開業率は低減傾向。すぐに儲からなければ生き残れない。起業は平凡な業種で起すもの。イノベーションなど担えない。その役割は現存の大企業が行うものだが、株主資本主義が進み、資金が投資家に流れる。短期的視野の快楽主義が投資を阻み、大企業もその役割を果たせない。革新的なiPhoneが生まれたのも、政府の支援があってこそ。公共の役割が民間よりも大きい。資本主義は成功するから社会主義になる。それは自然な流れで思想ではない。…日本の失われた30年は、20世紀前半のこの偉大な経済学者の理論の正反対を行った結果。

  • さきん

    著者の本はいつも楽しみにしている。シュムペーターは、イノベーションが経済発展の動力になると分析しており、その部分ばかりが強調されるが、イノベーションが起きる条件として、主流経済学の市場均衡理論ではなく、循環経済理論を基底に論ずるべきとし、政府の産業への積極的な投資を必要とする。なぜならば、政府に比べて企業は利益を考えないといけないし、その期間も短いから。また資本主義は究極には成功の後崩壊し、イノベーションが少なく成れば、社会主義他違う仕組みが補完するようになる。

  • ta_chanko

    イノベーションを起こせるのは大企業や国家。アメリカでも軍や国家プロジェクトに莫大な資金を投資して、イノベーションの契機をつくってきた。それに対して日本では、景気が良くないのに増税をし、緊縮財政をとり、財政健全化を目指して、ひたすら民間から資金を没収してイノベーションの芽を摘んできた。これが「失われた30年」の実態。主流派経済学の大きな間違い。シュンペーターによれば、資本主義はやがて社会主義(大きな政府)に向かうと予想。これに抗うのが新自由主義や株主資本主義。日本もアメリカも、世界経済にとっても試練のとき。

  • belalugosi6997改めベラ・ルゴシ

    尊敬する評論家。Sの経済観はIは如何なる条件下で起こるのかを定義付けている。しかし、悪意の解釈する輩がいる。それがMEであり、G。典型例が「創造的破壊」いわゆる「経済根性論」だ。こんなことをやっていてもI等は起こらず、寧ろ衰退するだけである。Sの経済理論を忠実に行った国がある。日本だ、但し明治維新から昭和期の正に黄金期である。真逆の政策をして衰退した国が今の日本である。ME派は政府の介入を嫌うが、最もIに適した長期的に支援ができ、リスクを負えるのは政府に他ならない。最終章の「E」お見事だった。ベスト著書

  • ばんだねいっぺい

    どこまでいっても某国の影あり

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