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東京が壊滅する日 フクシマと日本の運命

Takashi Hirose

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478066768
ISBN 10 : 4478066760
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2015
Japan

Content Description

欧州で最も放射能被害に詳しい科学者グループECRRは2011年3/30、衝撃の警告をした。

「福島第一原発から200キロ圏内では今後50年間で約40万人が放射能によって癌になる。200キロ超の地方もグレーゾーンであるから細心の注意が必要だ」                           原稿を読んだ方から「著者の集大成」という声が出た本。注目は、科学データと壮大な史実に基づく計48点の系図・図表と写真のリスト。18世紀後半のウラン誕生〜第二次世界大戦〜双子の悪魔「原爆&原発開発」の闇〜フクシマ原発事故〜事実をひた隠しにし、安全神話を主張する輩を固有名詞で追及する。     今、福島県内の子どもの甲状腺ガン発生率は平常時の70倍超。2011年3〜6月の放射性セシウムの月間降下物総量は「新宿が盛岡の6倍」、同期間、甲状腺癌を起こす放射性ヨウ素の月間降下物総量は「新宿が盛岡の100倍超」(文科省2011年11/25公表値)。この秘密が第三章にある。最大の汚染となった阿武隈川の河口は宮城県にあり、大量の汚染物が流れこんできた河川の終点の1つが、東京オリンピックで「水泳と水上競技を行うトライアスロン」を予定する東京湾。世界人口の2割を占める中国も、東京を含む10都県の全食品を輸入停止にしている&数々の身体異常と白血病を含む癌の大量発生が日本人の体内で進んでいる今、東京オリンピックは本当に開けるのか?          
映画俳優ジョン・ウェインの死を招いた米ネバダ核実験(1951〜58で97回)やチェルノブイリでも事故後5年から癌患者が急増。それが30年以上続く。ネバダ核実験場から220キロ離れたセント・ジョージで起きた大規模癌発生事件。220キロは福島第一原発〜東京駅、福島第一原発〜釜石の距離。放射性ガスは目に見えず、内部被曝が深刻。3.11で地上に降った放射能総量はネバダ核実験場で大気中に放出されたそれより「2割」多い。「残された時間がない」と著者の地層からわきでる危機感が沸点に達した一作。同時に、日本の原発から出るプルトニウムで核兵器がつくられている現実をイラン、イラク、トルコ、イスラエル、パキスタン、印中台韓、北朝鮮の最新事情で描く。「謎解き」「地下人脈」「身の毛もよだつ史実」がおしみないタッチで迫ってくる戦後70年の大作!

[著者紹介]
1943年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、神経外科医のように世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経てノンフィクション作家に。『東京に原発を!』(1981)、『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』( 1982)、『クラウゼヴィッツの暗号文』(1984)、『億万長者はハリウッドを殺す』(1986)、『危険な話』(1987)、『赤い楯―ロスチャイルドの謎』( 1991)、『私物国家』(1997)、『アメリカの経済支配者たち』(1999)、『アメリカの巨大軍需産業』(2001)、『世界石油戦争』(2002)、『世界金融戦争』(2002)、『アメリカの保守本流』(2003)、『資本主義崩壊の首謀者たち』(2009)、『原子炉時限爆弾』(2010⇒この半年後に3.11が発生)、『福島原発メルトダウン』(2011)など著書多数。

【著者紹介】
広瀬隆 : 1943年生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学理工学部卒。公刊された数々の資料、図書館データをもとに、世界中の地下人脈を紡ぎ、系図で衝撃的な事実を提供し続ける。メーカーの技術者、医学書の翻訳者を経て作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パフちゃん@かのん変更

    恐ろしいことです。原発と原爆は双子。IAEAとICRPは軍人と軍需産業によって生み出された原子力産業の一組織であり、彼らの定める安全基準値は医学とは無関係である。アインシュタインの署名入りの文書で大戦中ルーズベルト大統領にウラン調達、資金調達の示唆が出されていたとは。原爆で大もうけしたのはロックフェラー財閥とモルガン財閥。ロスチャイルドも絡んでいる。とにかくこの地震国日本で原発は原爆以上に持ってはいけないもの。原発の休止に維持費がかかっている。廃炉にしたほうがいい。フクシマの汚染物質を詰めた袋は3年で劣化

  • 壱萬弐仟縁

    ゴシ太で、強調点がわかる。数々の身体異常と、白血病を含む癌の大量発生が起こる(002頁)。放射性セシウムは新宿が盛岡の6倍(048頁)。ラジウムはストロンチウムと同じように骨に蓄積する(148頁)。フレコンバックの耐用年数は3年(287頁)。心臓と肺は筋肉の塊でできている。セシウムが濃縮するのは筋肉(299頁)。母親が亡くなったのは、そのせいかもしれない。本書には、アメリカでの悍ましい人体事件も書かれている。日米同盟の放射能を巡るもたれあいに、ピリオドを打たねば、次世代は大人にもなれない。

  • 5 よういち

    何処までが事実なのか... 

  • AICHAN

    図書館本。ショッキングなタイトルの本である。図書館に予約して2ヵ月待って、ようやく手にした。著者の書いていることはおそらく正しい。放射線量のことなどは素人にはわからないが、書いてある通りだとしたらえらいことだなと思う。福島第一原発の事故前から著者は原発の危険性、欺瞞を主張してきた。フクシマの事故が起きてからは、それみたことかと声のトーンを上げた。そのためだと思うが、著者は命を狙われた。原子力マフィアか政府筋の右翼によるものだろう。それほどまでして原発を守るのは、誰かさんたちががっぽり儲かるドル箱だからだ。

  • さとむ

    知らなかったことの連続。著者の指摘によれば震災5年後の来年あたりからガンや白血病などの患者が増え始め、東京五輪のころには顕著になるとのこと。信じる信じないは個人の問題とはいえ、正確な情報を伝えようとしない政府・メディアの姿勢はいかがなものか。富・欲のため原発を維持、拡大しようとするアメリカ2大財閥による世界的レベルの支配力はとてつもなく強力。日本政府や企業はただただ従わざるを得ない状況か、従属こそがが富につながるのか・・・。個人的にはこのまま東京に家を持ち続けていいのだろうかと疑問と迷いを抱いてしまった。

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