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ロシア革命史入門 インターナショナル新書

Takashi Hirose

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797680072
ISBN 10 : 4797680075
Format
Books
Release Date
February/2017
Japan

Content Description

20世紀最大の社会実験を新たな視点で読む!

帝政を打倒し、世界初の社会主義国家ソヴィエト連邦を樹立したロシア革命。
第一次世界大戦を終わらせ、農民や労働者を貧困から救い、生活環境を改善するという崇高な理想を掲げスタートした国家が、奇跡的な成功を収めた後、いかに当初の精神を失い、粛清の嵐が吹き荒れる独裁体制へと変貌を遂げていったのか。
1917年のロシア革命から100年を迎える2017年、人類最大の社会実験である社会主義革命の意味を、レーニン、トロツキー、スターリンなどの人間模様、石油利権に群がる政治家と財閥の姿を通しながら検証する。

目次より
第一章 “ロシア革命の父”レーニンはどこから現われたか
第二章 第一次世界大戦が開戦し、革命が勃発した!
第三章 十月革命とソヴィエト連邦の誕生への道
第四章 粛清の嵐と独裁者スターリンの登場
第五章 そして革命は続く……
第六章 バクー油田の権益と、フランスとの密約貿易

著者略歴
広瀬隆(ひろせ・たかし)
1943年、東京生まれ。作家。早稲田大学理工学部卒業。世界・日本における財閥の歴史、原発問題など幅広い分野で執筆を続ける。『日本近現代史入門』(集英社インターナショナル)、『アメリカの経済支配者たち』『資本主義崩壊の首謀者たち』(共に集英社新書)、『原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島』(ダイヤモンド社)、『文明開化は長崎から』(上・下/集英社)など多くの著書がある。

【著者紹介】
広瀬隆 : 作家。1943年、東京生まれ。早稲田大学卒業。世界史、日本史、原発問題など幅広い分野で執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケイ

    1917年ロシア革命から100年目に。 アレクサンドル二世1861年農奴制廃止するも農民は賃金奴隷となる。文豪たちがロシアの農民の悲惨さ、文盲の多さを描く。1870年のレーニン生まれる。兄はアレクサンドル3世の暗殺未遂事件容疑で処刑される。ポーランド貴族の孫娘とマルクス主義研究会で出会い結婚。1901年、ロシア各地に運動員配置し、グルジア人スターリンと知り合う。活動のためにロンドンへ居を移す。シベリア流刑から逃げ出してきたユダヤ系ロシア人トロツキーか訪ねてくる。革命派の中の、農民派と労働者の派閥(続く)

  • かわうそ

    ★★★☆☆最近出た本なので革新的な内容かと思えばありきたりの内容で失望。さらに筆者の言論の中にはユダヤ人差別とも取れる言説がありこの筆者の胡散臭さを痛感。ちなみに広瀬のことをもう少し話すと広瀬の反日ぶりはひどい。私は脱原発論者ではない反原発論者じゃーなんて言ってる広瀬。脱原発論者や反原発論者は対案を出さないからタチが悪い。一回みなさんお馴染み浜矩子に原発をそんなに反対するが原発が発電する電力をどのように賄うのか?と問いたら論点をずらされて結局答えてくれなかった。

  • おたま

    ロシア革命といわれるものは、2回起こっている。第1回が1905年。ちょうど日露戦争の最中。その2回目は1917年。こちらは第1次世界大戦のただ中。その時々に労働者や農民が兵に取られ、ロシアの民衆の生活は困窮していく。各地で民衆蜂起が起こってくる。そうした意味では、この本で広瀬隆が述べているように、民衆の反戦意識に支えられた革命であり、「史上最大の反戦運動」と言えなくもない。それに呼応したのがレーニンの「帝国主義戦争を内乱に転化せよ」であり、それは民衆蜂起のスローガンとしても相応しかった。

  • M.O.

    ロシア革命は社会主義革命の為に起きたのではなくWW1反戦運動として起こった。 レーニンは崇め奉られてきたがスターリンの策略であり、実態を知ると頭でっかちで思想を現実に上手く落とし込めなかった人と感じた。革命家はそんなものなのか。トルコ史を並行して読んでいたのでケマルの方が社会を率いる力があるなと思った。 ウクライナは穀倉地帯のためレーニン時代からかなり悲惨で気の毒。 この本全体通じて、読んでいて暗く光が差し込んでこなかった。ロマノフ王朝時代からロシアの民衆は独裁者にしか支配されてない。

  • skunk_c

    ロシア革命の概説、特に民衆に焦点を当てたものは少ない。しかしこれはちょっと。あとがきに「ロシア革命はロシアの民衆と兵士が手を組んだ反戦の革命」といった旨が書かれ、革命後はレーニンによる独裁的政権による民衆弾圧であり、その後はソ連経済を欧米資本主義経済支配者が喰いものにしたとする。かなり荒唐無稽な歴史観。レーニンによる弾圧は事実だろうが、革命期ロシア〜ソ連の人口減少1,300万人(これは専門家もそう推計している)の主因がレーニンによるものと読める記述はいかがなものか。著者が著者だけにある意味「予想通り」。

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