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マイルス・デイヴィスの真実 講談社+α文庫

Takao Ogawa

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062816915
ISBN 10 : 4062816911
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マスコミ嫌いで有名だったジャズの帝王、マイルス・デイヴィスに最も近づいた日本人ジャズ・ジャーナリストによる真実の声の数々。マイルス本人への20回近くにおよぶインタビューと関係者100人以上の証言によって綴られた「決定版マイルス・デイヴィス物語」が待望の文庫化!

目次 : 生い立ちと少年時代/ ニューヨーク修業時代/ マイルス時代の始まり/ 新たなる音楽への旅立ち/ モードの探求/ 黄金のクインテット/ フュージョン時代の幕開け/ さらなる躍進/ マイルス流ファンクの誕生/ ロング・ブレイクと奇蹟のカムバック/ 独自の境地へ/ さらなるサウンドを求めて/ 新天地での試行錯誤/ マイルスは永遠なり

【著者紹介】
小川隆夫 : 1950年、東京生まれ。音楽ジャーナリスト、整形外科医。77年東京医科大学卒業。81〜83年、ニューヨーク大学大学院留学。留学中に、アート・ブレイキー、ギル・エヴァンス、デクスター・ゴードン、ウイントン・マルサリスなどのミュージシャンや、マックス・ゴードン(「ヴィレッジ・ヴァンガード」オーナー)、マイケル・カスクーナ(プロデューサー)といった関係者の知己を得る。帰国後ジャズを中心とした原稿の執筆、インタビュー、翻訳、イヴェント・プロデュースなどを開始。レコード・プロデューサーとしても多くの作品を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ジャズ評論家かつ医師である著者本人による...

投稿日:2021/06/30 (水)

ジャズ評論家かつ医師である著者本人による、マイルス本人へのインタビューやマイルス関連人物に対するインタビューを中心にマイルスのバイオグラフィーを追いながら、「マイルスとは何者か」に迫るとても読み応えのある力作。インタビューを中心に据えているためマイルス本人による自叙伝とは異なる多角的な視点でマイルスの真相にアプローチしようとする試みはマイルスミュージック好きとしては一読に値する。時系列のバイオグラフィーに沿って内容は進んでいくが著者自身の経験やインタビューを挟む関係で読後感としてはスムーズさに欠けるきらいがあるかもしれない。そういった意味でも読み応えがあるのでマイルスを知らない人にとっても良い暇つぶしにもなるかもしれない。

青のサボイア さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 大奥のじぃ

    ジャズの帝王と呼ばれるにふさわしい、天才トランペット奏者であり天才作曲家の伝記である。好き嫌いなど論外なくらいの影響力は音楽史の中でも逸材としか言えい。1930年代の黒人差別のアメリカでやはりプルジョアジーの家庭に生まれ育つ彼を育み伸ばしたのが皆超一流の人々が周りから支えるのだ。そして革命的な音楽スタイルを戦略的発想で作り上げていく様は起業家に近い。小川氏はしっかりとマイルスを掴み描いてらっしゃる。

  • かんたろー

    マイルスのCDを聞きながら読了。素晴らしい音楽で、マイルスを素材に書いた本に駄作なし。本当に素晴らしい。

  • owl&shepherd

    聴き始めたのは81年の『ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン』以降。そこから、古い時代へさかのぼった。すれ違ったまま終わらずに済んで良かったと思う。

  • カットマン

    小川隆夫さんは信頼できる。それはこの人がインタビューを通じた1次情報を提供するからである。また、実際にジャズギターをたしなみながら、謙虚に音源や資料に当たってきたからでもある。菊地&大谷のは世間の注目を浴びたが、どうもあの何でもかんでもフロイト的な父子憎悪や、医者でも何でもないのに双極性障害だとか病名つけてミュージシャンを論じる視点はやはりおかしいと思う。

  • ゆあさよ。

    おれはマイルスの音楽をぜんぶ聴いたことがあるわけではない。しかしその発言やつねに新しい音楽を作っていく姿勢、ジャズの因習打破を「ものすごくパンクロックだな」とおもい手に取ったのが本書である。著者のマイルス愛に溢れていており、しかし「ネガコメ一切受け付けません」のスタンスではなく客観的なデータやインタビューにもとづいて記載されている。そのため本書を読んでいると下手な小説よりもマイルスという人物像、その幻影が浮かび上がってくるようである。これが日本のみの出版だってんだからおれたちはいい国に生まれたものである。

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