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誘拐 新装改版 双葉文庫

Takahisa Igarashi

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575521771
ISBN 10 : 4575521779
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan

Content Description

歴史的な条約締結のため、韓国の大統領が来日する。警察が威信をかけてその警護にあたる中、事件は起きた。現職総理大臣の孫が誘拐されたのだ。“市民”を通じて出された要求は、条約締結の中止と身代金30億円。比類なき頭脳犯の完璧な計画に、警視庁の星野警部が立ち向かう。―驚愕必至のヒューマンサスペンス+警察小説。“星野警部シリーズ”第一弾の新装改版!

【著者紹介】
五十嵐貴久 : 1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。2001年『TVJ』で第18回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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現職総理大臣の孫娘が誘拐されるという、前...

投稿日:2021/03/03 (水)

現職総理大臣の孫娘が誘拐されるという、前代未聞の犯罪が 描かれています。この誘拐事件の進行は、現在テレビで放送されている 「24 JAPAN」のようなリアルタイムでの進行を見ているかのようです。 この作品、犯人とその動機が最初から明確です。また、読者、特に 普通の会社員なら犯人に感情移入せざるを得ません。ですので、 読者としては誘拐事件をどのように達成するかを見守る立場に なります。 しかし、犯人の動機と、犯人がターゲットにした総理大臣が一致せず、 これに気が付いた方は、前半部分からさらに深い読みができる ようになっています。ちなみに私は全く分かりませんでした。 また、総理大臣の悪役ぶりもしっかり描かれています。はっきり と書けば、新自由主義の権化のような人です。 果たして誘拐事件は成功するのか、言葉は悪いですが、 あくまでもエンターテイメント作品として犯人と一緒に楽しめる 作品になっています。

WM-102 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 吉田あや

    日韓友好条約終結という大事な局面を迎える張り詰めた日々に起きる総理大臣の孫娘の誘拐。解放の条件は友好条約の調印をしない事。韓国大統領の来日に合わせて警視庁警察官の77%が動員され手薄となっていることを狙った誘拐であり、世間に決して公表できないもどかしさの中公私入り乱れたパニックに陥っていく総理。最終で明かされる事実は初期段階で見えてしまっている為驚きはなかったが、犯人に肩入れをしながら読ませる展開、巧妙に仕組まれた斬新な犯行プロセスなどは圧巻。

  • aquamarine

    日韓友好条約締結の為に韓国大統領が来日する数日前、総理大臣の孫が誘拐された。要求は条約締結の停止と活動資金としての身代金30億。視点は誘拐された総理大臣側と、条約締結が同時期のため人員を割けず犯人を苦悩しながら追う警察、そして誘拐犯側の三点。誘拐した側の事情が先に明かされているが、犯人の行動の意味と目的がわからず、気になって一気に読み進めてしまった。伏線ははっきりした形で目の前にあったのに。否応なく大きな荷物を背負わされてしまった秋月が不憫でならない。お金では買えないものは確かにある。

  • ユザキ部長

    いや〜面白かった。のめり込んで情景がビシバシ広がる感じ。途中なんで?と思うシーンも、なるほどと。また星野の冷静さがアクセントになってて良い。オススメ!

  • harupon

    2012年発刊の文庫版を読了後、「新装改版」お勧めのレビューを読み、こちらを読みました。日韓友好条約締結で韓国大統領来日する3日前、佐山総理大臣の孫が誘拐された。犯人は秋月孝介と最初から分かっているが、後半から星野警部の指示で犯人を割り出していく過程が凄かった。最後、実に気持ちよく読み終えました。良かったぁ。

  • みゆき

    以前出版された同名小説の加筆修正版。装丁も随分と変わりました。 歴史的な条約の締結のため、韓国の首相が日本を訪れる。まさにそのとき総理大臣の孫が誘拐される。 警察は首相の近辺警備にほとんどを割かれ、手薄になっているところを狙った誘拐。条約の締結に反対する北の国による犯罪だと思われ捜査が開始される。誘拐犯側、総理大臣側、警視庁側、それぞれの視点で物語が進みます。テンポが良くとても読みやすい。 最初から誘拐する側がわかっていること、総理大臣が横柄な人物なので、誘拐犯側を応援して読んでいました。面白かったです。

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