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「好き」の因数分解

Tahi Saihate

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784898155165
ISBN 10 : 4898155162
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
Rocky Boyd ,  

Content Description

ここにあるのは、好きを飛び越えた私そのもの、もしくは、私さえ飛び越えた、生きることであると信じているから。48の「好き」を、3層のテキストで書き分けるという挑戦。最果の「平成カルチャー論」であり、かつ、横溢する愛の読み物。

目次 : ミッフィー/ 風立ちぬ/ マックグリドル/ 燃える/ カルテット/ ゆらゆら帝国/ 水族館/ ぬいぐるみ/ クロード・モネ/ 石/ よつばと!/ UFOキャッチャー/ 紫陽花/ 古畑任三郎/ フィギュアスケート/ 書くこと/ 宇多田ヒカル/ 劇場/ それでも町は廻っている/ 宇宙/ 町田康/ sacai/ 新幹線/ ポケットモンスター/ タモリさん/ BLANKEY JET CITY/ ロケット/ 買い物/ 肉/ コート/ プラネタリウム/ ポイント10倍キャンペーン/ 写真を撮る/ 食べ放題/ 東京タワー/ エレキベース/ インスタグラム/ レゴ/ グロッケン/ KEN ISHII/ ジャン=ポール・エヴァン/ クリスマス/ 小豆島/ 革の鞄/ NUMBER GIRL/ プール/ 神戸/ 野外フェス

【著者紹介】
Rocky Boyd : 1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、詩集『グッドモーニング』を刊行、中原中也賞受賞、2012年詩集『空が分裂する』。2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行以降、詩の新しいムーブメントを席巻、同作で現代詩花椿賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • シナモン

    軽い内容だと思ったら濃くて深かった。今までミッフィーをそんな風に見たことなかったけど、ほんとにそうだな。私もミッフィーが大好きになりました。水族館、食べ放題、クロード・モネ、カルテット(ドラマ)など私も好きなものでも見方が違うとまた面白い。ジャン=ポール・エヴァン、そうなのか〜と新たな発見。爽やかな表紙も大好きな一冊でした。

  • akiᵕ̈

    自分の“好きなもの”がここまで掘り下げられていて、自分の中に落とし込んでいるのがすごい!ジャンクフードへの考え方はとってもユニーク、クロードモネが好きな理由には、詩人らしさが出てるなぁとそこに対する思いが心に響きました。古畑任三郎、ポイント10倍も奥が深い!あとがきにある「因数分解」の言葉の紡ぎ方もとても好き。とても薄い本ですが、タヒさんらしい捉えどころがなくドキっとさせられる言葉がいっぱい詰まっていて、とても読み応えがある一冊です。

  • kana

    好きなものについてまとめたエッセイ集なのだけど、好きな対象についての説明を全然しない。たぶん因数分解だからディティールは()にしまってしまって、共通因数的なものを熱く深く、綴っている。そんなところがとても愛おしい一冊でした。お風呂で数章ずつ噛み締めるように音読しながら読み進めたけど、最初に戻ってもう一度読みたい。もはやこれは詩なのではと感じます。言葉がポップコーンができる時のように弾けていく感じが快感というか。私もそんなふうに対象を好きになるから気持ちわかるなぁと、私も好きを因数分解したくなります。

  • 梅ちゃん

    2020.09.25タイトルと表紙のデザインから、軽い感じのエッセイだと思ってました。読友さんの言う通り深くて濃い作品でした。作者のことは全く知らず、お名前も初めて聞く方でした。きっと賢い人なんでしょうね。言葉をとても丁寧に紡いでおられる感じがしました。他の作品も読んでみようか迷ってます。でもこの作品の文字の小ささはおっちゃんにはつらい😄

  • きき

    「好き」を言葉にするって簡単なようで難しい。好きなものはいっぱいあるけれど、言葉にした途端にチープな感じになるし、そもそもそれが適切な言葉なのかもわからなくなってくる。だけどこの作品で、著者は真っ当に「好き」を言葉にしていた。それは表面上の気持ちだけではなくて、感情を細かく細かく細分化してそれを言葉でまとめ上げていた。あとがきまで読んで「ああ、これが因数分解か」と納得。音楽やキャラクターや、芸能人。趣味や嗜好は私達の感覚となんら変わりは無いのに、因数分解をしただけで気持ちの密度がぐっと高まる気がした。

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