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90歳、男のひとり暮らし 新潮選書

Tadashi Ato

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106039355
ISBN 10 : 4106039354
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

脳と体の衰えを知恵とユーモアで迎え撃つ。直木賞作家の「老年のヒント」。突然始まった単身生活。モットーは「“まあまあ”でいいじゃないか」。簡素に食事を調え、落語は読んで鑑賞、旧知の場所を訪ね、亡き人の思い出に親しみ、眠れぬ夜は百人一首を数える――迫りくる老いを受け止めながら日々を軽やかに過ごすコツを伝授し、人生の豊かさを再認識させてくれる滋味絶佳の老境エッセイ。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ガットウ

    ★★★★4.3点。最近、若い頃好きだった作家さんの駄作を読んで切なくなる事が多いけど、阿刀田高さんのエッセイは文章のリズムが心地良く、90歳を過ぎて尚楽しく読めました。

  • 栗羊羹

    丈夫じゃなかった自分が、ここまで長生きするとは思わなかったという。国立図書館に勤務しながら、松本清張を片っ端から読んだ若き頃。数年前施設に入居していた奥様に先立たれ、自分でスーパーに行き、あれこれ買い物。「手抜き料理でも滋味豊か」着物を着なくなったのは「半襟をつけてくれる女(ひと)いないから」クスリ…と笑える阿刀田作品の隠し味が、この本の中にはあちこちに見つけることができる。ゾクッとするショートミステリー・〇〇を知っていますかのシリーズ、たくさん読んだなあ。

  • KEI

    読んで良かった作品。とにかく、潔くて格好いい👍️

  • チャック

    佐藤愛子氏 曽野綾子氏 老後の女性の生き方のエッセイは読んだが阿刀田氏は男性、興味深く読んだ。 不眠対策に源氏物語の帖を順に思い出されるとか、流石にすごいな。できないことが多くなっても、ご自分の今の体調に点数をつけ、折り合いをつけ生きている。 「ありがとう」と言い残して逝く、いくらボケても忘れないぞ。巻末の言葉、うんうんそうですよねと思った。

  • チバ

    90歳で自立されていてただただすごい。やっぱり作家というお仕事で頭をよく使っているのもよいのだろうな。各お話で最後にこれが最後かなのつぶやきが多いがこのお年になればそれが自然なことだろうしと特に暗くも感じなかった。最初の方で昔の女性のことがよく語られていてはて?奥様は?と思っていたらその後ちゃんと記してくださっていて誠実なお人柄がうかがい知れた。「昨日できたことは今日もできる。こうして昨日を毎日続けていく。」という所が心に刺さった。実直にコツコツと。難しいこと考えずに。結局そういうことなのだろう。

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