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ISBN 10 : 4087212866
Content Description
人は死んだらどこへ行く?そんな夢想は結局、「死=無」という地平線上におさまったりする。だが、死の世界はそんな凡庸なものではない―。八七歳を迎えた世界的美術家が、死とアートの関係と魂の充足について自由闊達につづる。父母、愛猫の死から三島由紀夫、アンディ・ウォーホルらとの交流の記憶まで。貴重なエピソードを交え、「死」とは何か?「死後を生きる」とはどういう境地なのかを考えていく。「人間は未完で生まれて、完成を目指して、結局は未完のままで死ぬ。これでいいのです」その言葉に触れればふっと心が軽くなる、横尾流人生美学。
目次 : 第1章 死とは何か(生命誕生から三十六億年間の生と死のリレー/ 死への意識を持った日/ 父母の死/ 生きている人間はすでに死を経験している/ 世代によって異なる死に対する感覚/ 死と自分を同一化すれば、死は怖くない/ 「メメント・モリ」を超えて)/ 第2章 死の向こう側(無意識は死の世界を感じている/ ダンテが描く地獄、煉獄、天国 ほか)/ 第3章 死後を生きる(優れた芸術作品には死のメタファーが潜んでいる/ 死の世界はコンセプチュアルではない ほか)/ 第4章 死への準備(目と鼻の先にある死/ 「年相応」でなく、曖昧に生きる/ 「終活」なんてどうでもいい/ 運命に従って生きれば、そう間違えない/ 人生は「未完成」でいい/ 老年から始まる自由/ ハンディキャツプが生み出す可能性/ 忘れることで輪廻する)
【著者紹介】
横尾忠則 : 1936年兵庫県出身。美術家。1972年、ニューヨーク近代美術館で個展。その後も各国のビエンナーレに出品、パリのカルティエ財団現代美術館、東京国立博物館他、内外で個展を開催。国際的に高評価を得る。毎日芸術賞、紫綬褒章、旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞等受賞多数。令和二年度東京都名誉都民、2023年日本芸術院会員に。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞、文藝春秋)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞、青土社)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
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こまり
読了日:2025/02/18
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読了日:2023/11/15
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