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【第1話】:脚本・野沢尚
多実(深津絵里)は、離婚目前の夫・慎平(ユースケ・サンタマリア)と、ある川の水源を目指す。父・司郎(森本レオ)と母・遼子(浅丘ルリ子)が海で生きる決意を込めて作り、その海に殉じた父が抱いていた「浮き玉」を背負って。それは、父と母の本当の思いに辿り着けるような気がしたからだ。だが、府夫婦は旅の途中で皮肉にも初めて互いを深く理解し合っていく。そして、水源の泉に「浮き玉」を浮かべる・・・。
【第2話】:脚本・三谷幸喜
流れ着いた「浮き玉」を鄙びた温泉旅館の主人・六郎(渡辺謙)が拾う。折から旅館は従業員たちがストの真最中。その日、ひとりのエリートサラリーマン・矢島(西田敏行)がやってくる。六郎と妻で女将の敏江(小林聡美)は必死のサービスを繰り出すが、全て裏目に出る。だが、いつしか二人の捨て身の姿に、矢島は本来の自分を取り戻していくのであった。翌朝、敏江は「浮き玉」を川で洗おうとして、流してしまう。
【第3話】:脚本・倉本聰
ダム建設に揺れる町に流れ着く「浮き玉」。建設官僚・正彦(柳葉敏郎)は建設促進のため、妻・悦子(小泉今日子)の故郷に転勤したのだ。悦子はこの町の出身で実力者の娘であるが、反対派リーダー・吾一(椎名桔平)の元恋人だった。悦子の娘・しのぶは町の少年のひとり公一と出会い、二人だけの秘密をもつ。そして子どもたちなりの思いの中に、大人たちのしがらみや、さらに故郷への想いが、浮かぶ。
【第4話】:脚本・三谷幸喜
「浮き玉」は、ある企業城下町の社員たちによる演劇舞台のセットに収まっている。何度稽古を繰り返しても、神父役の営業課員・島田(筒井道隆)は話をハッピー・エンドにもっていってしまう。それはジュリエット役の受付嬢・宗像栗子(観月ありさ)への愛からだった。この事態に、演劇に以上な情熱を燃やす社長・長沼(江守徹)は、彼をはずし、急遽、福利更生係長・桜井(香川照之)を代役に指名。課長の地位を約束するが・・・。
【第5話】:脚本・野沢尚
芝草管理者として、サッカースタジアムのある下流の町で暮らす多実。そこに慎平が現れ、1年ぶりの再会を果たす。水源から流れ出た「浮き玉」を二人で探したいと言う慎平に、多実はただならぬものを感じる。水源で別れた二人が「浮き玉」に引き寄せられるかのようにめぐり合う。多実と慎平の愛は再生するのか・・・。
【第6話】:脚本・倉本聰
遼子が暮らす河口の港町。この日、漁に出た漁師が遭難。夫を同じ状況で失い極限状態の遼子に、亡き夫が語りかけてくる・・・。「浮き玉」は流れ、人の心を揺り動かし、失いかけた瑞々しい暮らしを呼び返す。そして、「浮き玉」の声は、鮭の大群が海から川へ遡上する遥かカナダの森に木霊する。
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