鈴木輝昭『室内楽の地平II』
傑作『リチェンツァ』から最新作まで、連綿とつながる世界観を基軸に、技法を超えて音楽の多様性を追求したアルバム。初期作、三善 晃の主題による『ソナチネ』の2021年改訂版も収録。(販売元情報)
【収録情報】
鈴木輝昭:
01. 無伴奏チェロ組曲第2番
02. モートゥス・ポイエーシス〜ピアノのための
03. ムーヴマン・ソノリテII〜ヴァイオリンとチェロのための
04. ソン・ストラクチュール第2番〜5人の奏者のための
05. ソナチネ〜ピアノのための 三善 晃の主題による
06. リチェンツァ〜ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための
鈴木皓矢(チェロ:01,03,06)
古屋聡見(ヴィオラ:06)
廣瀬心香(ヴァイオリン:03,06)
沼沢淑音(ピアノ:02)
鈴木あずさ(ピアノ:05)
ケフェウス五重奏団(04)
太刀川佳奈子(フルート)、加藤亜希子(クラリネット)
齋藤綾乃(打楽器)、篠崎陽子(マリンバ)、田中洸太郎(コントラバス)
【プロフィール 鈴木輝昭(作曲)】
1958年仙台市に生まれる。桐朋学園大学作曲科を経て同大学研究科を修了。三善 晃氏に師事。第46回日本音楽コンクール作曲部門(室内楽)第1位、第51回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽)第2位を受賞。1984年、日本交響楽振興財団第7回作曲賞。1985年及び1987年、旧西ドイツのハンバッハ賞国際作曲コンクール、管弦楽/室内楽両部門において、それぞれ第1位を受賞。管弦楽作品がヨーロッパ各地で演奏・放送される。
1988年、仙台においてオペラ『双子の星』(宮澤賢治原作)を初演。1990年、第16回民音現代作曲音楽祭の委嘱による『ヒュムノス』〜二群の混声合唱とオーケストラのための〜が初演される。2022年、王子ホールにおいて『鈴木輝昭 室内楽個展』を開催。
1991年、村松賞受賞。1994年、演奏・作曲家集団「アール・レスピラン」同人として、第12回中島健藏音楽賞を受賞。2001年、宮城県芸術選奨受賞。同人アール・レスピラン等に所属。2007年より、邦人室内楽作品による公演『Point de Vue(視座)』を主催。2012年〜2017年、東京藝術大学作曲科講師を勤める。現在、桐朋学園大学音楽学部作曲科教授。JFC日本作曲家協議会理事。器楽作品・合唱作品の多くが出版、CDリリースされており、『鈴木輝昭の音楽 - 管弦楽・室内楽作品集』が「レコード芸術」特選など、各誌で高い評価を得ている。
主な作品として『弦楽四重奏曲第1番〜第5番』(1983〜2022)、『ヴァイオリン協奏曲』(1984)、『ソン・ストラクチュール第1番/第2番』5人の奏者のための(1984/2007)、『交響的変容』管弦楽のための(1985)、『リチェンツァ』ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための(1987)、『プロラツィオ』クラリネットと13楽器のための(1990)、『五つの協奏的断章』室内管弦楽のための(1994)、『オーダエ・カルミヌム』無伴奏混声合唱のための(1996)、『みみをすます』童声合唱と管弦楽のための(1999)、『レクイエム』混声合唱と管・打楽アンサンブルのための(2000)、『カント・マニエリスモ』室内管弦楽のための(2001)、『遠野幻燈』二群の同声合唱とパーカッションのための詩曲(2002)、『ティル・ナ・ノグ』無伴奏同声合唱のための(2004)、『祭壇画』室内管弦楽のための(2009)、『じゅうにつき』同声合唱と弦楽オーケストラのための(2010)、『無伴奏チェロ組曲第1番/第2番』(2011/2021)、『ディヴェルティメント』チェロ合奏のための(2011)、『スピリチュエル』弦楽オーケストラのための(2013)、『スピリチュエル第2番/第3番』チェロとピアノのための(2015)/ヴァイオリンとピアノのための(2018)、『ピアノ三重奏曲第1番/第2番』(2016/2021)、『ムーヴマン・ソノリテ第1番/第2番』ピアノのための(2022)/ヴァイオリンとチェロのための(2023)、『カルミナ』3人の声とチェロ、ピアノのための(2024)などのほか、多数の合唱作品がある。(販売元情報)