SACD

Stravinsky Le Sacre du printemps, Eotvos Alhambra : Pablo Heras-Casado / Paris Orchestra, Isabelle Faust(Vn)(Single Layer)

Stravinsky (1882-1971)

User Review :4.0
(5)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
HMSA0061
Number of Discs
:
1
Format
:
SACD
Other
:
Limited

Product Description


HMFの名盤SACD化シリーズ 日本独自企画・限定盤
エラス=カサドとパリ管による『春の祭典』!
ソリストにイザベル・ファウストを迎え、エトヴェシュの『アルハンブラ』を収録!


SACDシングルレイヤー盤(2022年リマスタリング)。ハルモニア・ムンディ・フランス・レーベルからハイレゾ音源をライセンスしてSACDリマスタリングを施した、日本独自企画盤です。
 1913年パリのシャンゼリゼ劇場で初演され、一大センセーションを巻き起こしたストラヴィンスキーのバレエ音楽『春の祭典』。反バレエ的な動き、バレエ界にとって大スキャンダルでもありましたが、同時に聴衆を驚かせたのは、5管編成という独特のオーケストラ編成から生み出される響き、そして不規則で鋭いアクセント、変拍子というストラヴィンスキーの斬新な音楽です。
 エラス=カサドの明晰な解釈とパリ管による精緻で多彩な色彩感をもつ演奏、個性的なパリ管の奏者たちの楽器一つ一つが良く響き、最高のアンサンブルで奏でています。第1部では、土着的な要素よりも知的で洗練された印象ですが、第2部では万華鏡のように、光と色彩が目まぐるしく変化する演奏、それを躍動的かつ鮮やかに引き出すエラス=カサドの手腕にも脱帽です。このたびのSACD化により、より豊かな広がりのあるサウンドでおたのしみいただけます。
 カップリングはペーテル・エトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番『アルハンブラ』。この作品は2019年7月12日にスペインのグラナダ音楽祭の委嘱作品として、イザベル・ファウスト、エラス=カサド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラによって初演されています。スペイン・グラナダにある有名なアルハンブラ宮殿に触発され、そして初演者であるイザベル・ファウスト、エラス=カサドの2人に捧げられています。エトヴェシュは「宮殿の噴水、その次元、周囲の山々、アンダルシアの素晴らしい夕日、これらすべてが私の作品の一部となりました。私が画家であったらそれを描いていたでしょう。」と語っています。また作品には初演者2人の名前が音名として隠されています。ソリストには超絶技巧が要求されるうえ、吟遊詩人のうたう歌のような旋律などもちりばめられていますが、さすがファウスト、見事に描き切っています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
2. エトヴェシュ:ヴァイオリン協奏曲第3番『アルハンブラ』


 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン:2)
 パリ管弦楽団
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

 録音時期:2019年9月
 録音場所:フィルハーモニー・ド・パリ、グランド・サル・ピエール・ブーレーズ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Single Layer

 2022年SACDリマスタリング
 日本語帯・解説付き


Customer Reviews

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ファウストもパリ管も上手い。ただ、エトヴ...

投稿日:2023/07/15 (土)

ファウストもパリ管も上手い。ただ、エトヴェシュの曲は珍しい曲を聴けたけれど何度も聴きたいとは思わなかったし、「春の祭典」の演奏はもうひとつしっくりこなかった。 録音は良い。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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「木を見て森を見ず」という言葉があります...

投稿日:2022/07/29 (金)

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが。全体的に素晴らしい演奏であれば、多少のミスは見過ごしてでも高く評価すべし、と、わたくしも思います。  しかしながら見過ごせない大きな(編集?)ミスに言及もせずに推薦盤とするのはどうかと思い、あえてレビューさせていただきます。  この「春の祭典」第一部「敵の都の人々の戯れ」で6拍分のカット、同じく第一部の「大地の踊り」で2拍分の追加が聴き取れます。素人判断で申し訳ありませんが、第一部「敵の都の人々の戯れ」では練習番号63の3拍目から、次の小節まるごと4拍分、併せて6拍分がカットされています。練習番号63の小節では2拍分しかなく、次の2小節目を飛ばして3小節目に飛んでいます。つまり 練習番号63が4拍子ではなく、2拍子になります。あたかも高速ドライブ中に一瞬道路が突然陥没して前が見えなくなるような感覚に陥ります。「大地の踊り」では、練習番号73から4小節目と5小節目の間に2拍分(4小節目の2拍と3拍目)が挿入されていて、前のめりにずっこけてしまいます(ご存じのように「大地の踊り」は終始3拍子で進行しますから、ここ1箇所だけに突然2拍子が割り込んできます)。リズムと拍節(ビート感)の連携が本質的とも言えるバレエ音楽「春の祭典」で、拍の削除や追加によってリズムと拍子が変更されていることをなります(この曲を聴き慣れている方であれば、わざわざスコアを取り出さなくとも体感的に違和感を覚えると思いますが)。  当然この削除と追加は指揮者本人の意図された改編ではなく、編集ミスだとは思います。しかしながらこの変更を指摘せずに手放しで名演と評価するのには正直躊躇します。  ベートーヴェンの交響曲第五番の出だしが、編集ミスによってウダダダダーーからウンダダダーーになっていても評価され、推薦盤になるのでしょうか?  このミスは、それくらい大きな、見過ごせないものだと思いますが、いかがでしょうか?

ねこ さん | 大阪府 | 不明

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エラス=カサドが指揮をした「春の祭典」。...

投稿日:2021/09/04 (土)

エラス=カサドが指揮をした「春の祭典」。それは、まるで歌っているように聴こえる。嘗て前衛であった音楽が、既に古典となった証とも言える。演奏するパリ管弦楽団にして、幾度も演奏してきたであろうし、それこそ鼻歌まじりで演奏しているかのよう。音楽は、刺激感は抑えられ、まろやかな響きが印象的である。冒頭に置かれたエトヴェシュのヴァイオリン協奏曲第3番『アルハンブラ』は、当然のことながら初めて聴く。2019年のグラナダ音楽祭の委嘱作品として、ここで演奏しているイザベル・ファウストのヴァイオリンとエラス=カサドの指揮によって初演されたそうである。グラナダにあるアルハンブラ宮殿に触発されたものらしく、私も昔に訪れた記憶を呼び戻そうとしたが、作曲家が描こうとしたものは抽象的で、純粋に音楽を楽しんだ方がよい。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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