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フェアリー・テイル 下

Stephen Edwin King

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163919782
ISBN 10 : 4163919783
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
白石朗 ,  

Content Description

大事な友を救うため、彼は旅に出る。二つの月の輝くこの世ならぬ王国を往け。物語を愛するすべての人に捧げる巨匠の新たな名作。ぼくがたどりついた土地の名はエンピス。罌粟の花が咲き誇り、夜になれば天穹を双子の月がまばゆく照らす。目指すは王都リリマー。その王宮には、時間を逆行させる力のある巨大な日時計があるという。レイダーをそこまで連れてゆき、愛すべき老犬の命を救うのだ―だが今や王宮は〈飛翔殺手〉なる者に簒奪され、王族は呪いをかけられて宮殿から追放されていた。ぼくはレイダーのために擁壁を越え、〈夜影兵〉が警護し、北方の巨人が徘徊する王都の迷宮に踏み込んだのだが―地上最強のストーリーテラーが、その奇想を奔放に解き放って描き出す異世界、怪人、怪物、そして愛すべき仲間たち!怪奇と幻想の伝統にリスペクトを捧げ、作家生活五十年を迎えた巨匠が贈る渾身のフェアリー・テイル。旅の最後にあなたが目にするのは、もちろんお待ちかねのハッピーエンドだ。

【著者紹介】
スティーヴン・キング : 1947年、アメリカ、メイン州生まれ。1974年に『キャリー』で作家デビュー。恐怖小説をアクチュアルな現代小説に再生した「モダン・ホラー」の巨匠。多数の作品が映像化されている

白石朗 : 1959年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    私は一気に楽しく読まさせてもらいました。特に下巻は主人公と老齢化した犬が入り込んだ童話のような国でその世界を救うために活躍します。また連れて行った犬を若がえりさせます。最後はハッピーエンドで特にこの下巻は私が比較的すきなミヒヤエル・エンデの「はてしない物語」を思い出しました。ただキングの従来からのファンには物足りなく思われるので「アウトサイダー」の後編(すでに2作あるようです)が訳出されるのを待つのでしょう。

  • キムチ

    上下巻600頁強、しかも2段組 税込み10000円。キングが2年余りの時間を経て世に問うた一世一代的作品。レヴューをずらずら、筋だけ書き綴ったものが無意味という思いがまず。。フェアリーテイルなる表題が示す通りファンタジー。とはいえ、グリム等欧州の古典、ケルト神話などを土台とした骨太の内容で読む方にもそれなりの教養が要る感じ。ラスト32章で叫ぶハッピーエンドと名するけど、単に思い浮かぶあれじゃない。キングのこれ迄の作品から醸されるほろ苦い、生臭い多々のストーリーが被さっているように感じられた。個人的に苦手な

  • yukaring

    まさにタイトル通りのフェアリーテイル。愛する老犬の命を救うため異世界〈エンピス〉へ旅立った少年と犬の冒険譚。ある日チャーリーは〈サイコハウス〉と呼ばれる不気味な家で老人を助ける。偏屈な老人ボウディッチと愛犬レイダーと打ち解けていく彼だがその家には秘密があった…。残った記録から異世界の存在を知り死にかけたレイダーを助けるため旅に出るチャーリー。しかし異世界はかつてと違い病が蔓延し怪物が支配する国と成り果てていた。チャーリーはレイダーそして〈エンピス〉を救うことができるのか?キングらしいファンタジーの超大作。

  • ひさか

    2022年9月刊FairyTaleの日本語訳を2025年4月文藝春秋刊。犬のレイダーのファンになりました。彼女が若返ってとても嬉しく思います。チャーリーがお嬢と呼びかけるシーンが頭から離れません。封印された異世界とは、再び繋がる事があるのかも知れない(いや、もうないか)と思いながら…。

  • Sam

    前作「ビリー・サマーズ」は素晴らしかった。初期の傑作と言われる作品も読んでみたけどそれほどには惹かれなかった。じゃあやっぱり新作かということで本作。期待を裏切らないいい作品だった。過激な表現も多いけど物語としてはまさに「フェアリー・テイル」。大人のおとぎ話。サスペンスとしての要素もしっかり盛り込みつつ、ストーリーが「神話の構造」(ジョゼフ・キャンベル)を堂々となぞっているし、加えてあちこちでハッピーエンドであることを謳っていることもあって安心して読み進められる。エピローグの解題も腹落ちする。

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