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Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン)2016年 2月号

Sound & Recording

Product Details

ISBN/Catalogue Number
040190216
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“アロルの館”にて独創的な制作手法を語る

■巻頭インタビュー
平沢進

1979年にP-MODELのボーカリスト/ギタリストとしてメジャー・デビューした平沢進。プラスチックス、ヒカシューとともにテクノ御三家として人気を博すが、翌年には作風をダークなものへと切り替え、ファンを置き去りにしつつも、高い次元でサウンドと歌詞との融合が図られた独自の世界を確立する。1989年にはアルバム『時空の水』でソロ・デビュー。“歌えるヴァンゲリス”をテーマに掲げ、電子音とストリングスやブラスを大胆にミックスし、その世界をさらに拡張していく。それが映像制作者の目にとまり、TVアニメ『剣風伝奇ベルセルク』や今敏監督のアニメ映画『パプリカ』『千年女優』などのサウンドトラックを依頼され、そのいずれもが高い評価を得た。その後はソロ活動を継続しつつも、時々にP-MODELの再結成や再構築を行い、近年は渋谷公会堂3デイズや東京ドームシティホール3デイズを成功させるなど、そのライブ動員力には目を見張るものがある。そんな平沢進がソロとしては『現象の花の秘密』以来3年ぶりとなる『ホログラムを登る男』をリリースした。これまでの平沢サウンドのエッセンスを凝縮しつつも完成度が高められ、最高傑作との呼び声も高い。そこで平沢の住まいである“アロルの館”を尋ね、新作の制作法について深く語っていただくことにした。サンレコでのインタビューとしては2006年3月号以来10年ぶり、表紙としては1994年4月号以来20年ぶりとなる平沢進。計15ページをじっくりとご堪能あれ。

■コンテスト連動特集
クリエイター直伝!「リミックス」の技法2016

DAWの発展はリミックスの隆盛にも大いに寄与しており、インターネットでのファイル交換などを通して日々新しい楽曲が生み出されている。今やオリジナル/リミックスの垣根も見えにくくなりつつある状況で、クリエイターたちはどんなアイディアとテクニックをもって「リミックス」を作っているのだろう? 今回の特集を組むにあたり、英語/日本語を巧みに操るラッパーShing02と生楽器を取り入れたジャジーなビートの評価も高いCradle Orchestra のジョイント・アルバム『Zone Of Zen』より「Flowers」のマルチトラック・データを特別に提供いただいた。その素材をMaozon、ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)、Enaというタイプの異なる3名の気鋭クリエイターに渡し、“おのおのの作家性を最大限発揮する”というテーマでリミックスを依頼。各人の制作過程を詳細に追うことで、リミックスの着想や技法について学んでいく。本誌購入者はこのマルチトラックのデータをダウンロード可能。リミックス・コンテストも開催するので、ぜひ腕をふるっていただきたい。
(ダウンロード期限:2016年1月24日まで)

■特別企画
理論と実践で学ぶ32ビット浮動小数点

近年、制作においてにわかに聞くことが多くなったのが、32ビット浮動小数点(フロート)という用語。実はほとんどのDAWの内部処理は、かなり以前から32ビット浮動小数点で行われており、一部ではその“倍精度”となる64ビット浮動小数点DAWも登場しているほどだ。それが最近になって急にこの用語がピックアップされているのは、各DAWが32ビット浮動小数点フォーマットのオーディオ・ファイルを扱えるようになったことが大きい。しかし、この“32ビット浮動小数点ファイル”は何を意味するのか? 24ビットWAVファイルと何が違うのか? それを正確に理解しているクリエイターは少ないだろう。ここではオーディオ・ファイル・フォーマットとしての32ビット浮動小数点を中心に、この用語が意味するところと、実際の制作における影響を考察していきたいと思う。
※比較試聴音源をダウンロードできます

■付録小冊子(紙版)
「サンレコ・ビギナーズ2016」

“これからパソコンを使って音楽制作やレコーディングを始めてみたい”というビギナーに向けた機材購入ガイド。計132Pのボリュームで、音楽制作に不可欠なDAWソフトの徹底紹介をはじめ、オーディオI/O、MIDIコントローラー、マイク、スピーカー、ヘッドフォンなどの豊富なカタログを掲載。

■PRODUCTION REPORT
キース・リチャーズ『クロスアイド・ハート』

1962年、ロンドンで結成されたザ・ローリング・ストーンズ。そのギタリストであるキース・リチャーズは、ストーンズで半世紀以上も活躍を続け、1988年にはソロ・アルバム『トーク・イズ・チープ』を発表した。以降は、ソロでの活動も行っており、ストーンズでの活動の合間を縫って、2015年、実に23年ぶりとなる三作目『クロスアイド・ハート』を完成させた。今作は旧友であり、アルバムの共同プロデューサー/共同作曲者であり、さらにドラマーも務めたスティーブ・ジョーダンをはじめ多くのミュージシャンが参加。エンジニアはグラミー受賞歴もあるデイブ・オドネルが担当した。ここでは、オドネルの証言から、本作がどのような道程を経て完成したのか、ひもといていきたいと思う。

■イベント・レポート
Inter BEE 2015

毎年恒例の国際放送機器展、Inter BEEが幕張メッセで開催された。本誌に関係するプロ・オーディオ部門では、前年に50回開催を記念して行われたイベント「INTER BEE EXPERIENCE」の人気企画ラインアレイ・スピーカー試聴会を本年も開催。13ブランドのアレイ・スピーカーをじっくりと試聴できる機会とあって、大勢の入場者が特設会場へと足を運んだ。それに伴い、ブース展示もPA関連の強化が目覚ましく、大きなにぎわいを見せていた。誌面では注目の新製品を中心にレポートしていく。

■behind the scene〜映像を音で彩る作曲家たち
和田貴史

ほか

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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