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Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン)2014年 3月号

Sound & Recording

Product Details

ISBN/Catalogue Number
040190314
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

追悼企画・佐久間正英が遺してくれたもの

■追悼企画
佐久間正英が遺してくれたもの

プロデューサー/ミュージシャン/作編曲家の佐久間正英さんが1月16日に帰らぬ人となりました。1981年の創刊以来、弊誌は長きにわたりさまざまな形で佐久間さんのお世話になりました。作品リリース時のインタビューはもちろんのこと、機材のレビューそして対談企画において、佐久間さんは常に制作者の視点で、明快な発言を続けられました。あらためてそれらに目を通すと、いずれも時代の先を見据えた示唆に富んだもので、これから音楽を作っていく人間にとって、今なお良き指針となるものばかりでした。今月号では追悼企画としてそれらの記事を可能な限り再掲載します。佐久間さんが遺されたものを受け継ぎ、未来を切り開いていくこと、それこそが私たちに課せられた使命でないでしょうか。
(1986年3月号掲載の「シンセ・サウンド解剖室」と2013年2月号掲載の「佐久間正英がオススメするAAXプラグイン」はiPad版にのみ再掲載となります。ご了承ください)

■特別企画
大瀧詠一
ナイアガラ・ムーンがまた輝けば
〜類い希なるポップス職人の軌跡

2013年末、大瀧詠一急逝の方に言葉を失った人も多いだろう。そこで本誌では2号連続で緊急追悼記事をお送りする。まず今号は過去に本誌が行ったインタビュー(アウトテイクからの初出もあり)から、彼がプロデューサー/エンジニアに興味を抱いた経緯や、スタジオ機材/制作風景関連の話などを引用しつつその足跡をたどる。今まで彼の作品を聴いたことが無い方にもガイドとして楽しめるような内容となるよう配慮したつもりなので、大瀧の偉業を少しでも多くの人に知ってもらえたらと思う。また、坂本龍一、駒沢裕城(スティール・ギター奏者)、齊藤文昭(SCI代表取締役)の三氏からの追悼コメントも併せてお送りする。

■特集@
リアンプ大作戦〜ギターに存在感を取り戻せ!

昨今ギター用アンプ・シミュレーターの性能が向上し、自宅でも実際のアンプさながらのサウンドが得られるようになりました。しかし、そのサウンドをほかの生楽器と合わせてみるといまいち抜けが良くなかったり、埋もれてしまったりという問題に直面することがあるのではないでしょうか? アンプをマイク録りするのも手ですが、スタジオを押さえるコストがかさむ上、録音後の微調整を行いにくいのが気になるところです。そこで、オススメしたいのが“リアンプ”というテクニック。あらかじめ録っておいたダイレクト音を実際のアンプで鳴らし、その出音をマイクで拾って再び録音するというものですが、一体どんなメリットがあるのでしょうか? 本特集では、レコーディング・エンジニアの中村公輔氏がプライベート・スタジオでのリアンプのテストを通し、その魅力に迫ります。

■特集A
カニエ、ダフト・パンク、ロードなどのヒット・アルバムを
D.O.I.が完全解析&その制作方法をシミュレート

CDの売れ行き不調が語られているにもかかわらず、ミックス・テープや配信も含め、2013 年も多くの作品がリリースされました。各音楽雑誌やWebサイトが年間ベスト・アルバムの企画を組む中、本誌は毎月「Engineers' Recommend」にて“新しい音”への鋭いアンテナを披露しているエンジニアのD.O.I. 氏に2013 年でプロダクションが印象に残った5作品の選出を依頼。各盤の音像や使用されているDAW/ソフト・シンセなど詳細な分析を重ねることで、サンレコ的な目線で最新サウンドのトレンドを浮き彫りにします。さらに、それらの分析から導き出された特徴的なサウンドのデモを同氏が作成。ヒット・トラックの制作手法をたどることで、トラック・メイクのインスピレーションを得てもらえれば幸いです。
◎ロード/『ピュア・ヒロイン』〜FL Studioの良質な音源/エフェクトを活用
◎カニエ・ウェスト/『イーザス』〜iMS-20でマスターをひずませてビートを組む
◎FKA Twigs/『EP2』〜FAIRLIGHTアプリをCubasisで走らせる
◎エイサップ・ロッキー/『ロング・リヴ・エイサップ』〜MIDIライブラリーも活用したMaschine Studioでの打ち込み
◎ダフト・パンク/『ランダム・アクセス・メモリーズ』〜Live 9でオーディオをMIDIデータ化!

■特集B
オーディオ・ネットワークの新潮流

昨今よく耳にするオーディオ・ネットワーク。インターネットと同じイーサーネット・ケーブルを使い、多チャンネルのデジタル伝送を実現する……なんとなくそんなイメージを抱いている読者も多いことでしょう。一方で、アナログのマルチケーブルがデジタルに置き換わった以外に、どんな特徴があるのか、正確に理解している人はそう多くないと思います。この特集では、今話題となっているデジタル・オーディオ接続の規格をキーワードに、オーディオ・ネットワークとは何かを紐解いていきたいと思います。
◎Introduction〜ネットワークとは何か?(EtherSound)
◎Dante
◎SoundGrid
◎MADI
◎その他の規格

■Cross Talk 鈴木Daichi秀行 × 岡村弦
最新サミング・ミキサーから考える
“Pro Tools 11以降のミックス”

ほか

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