Product Details
ISBN 10 : 4416723768
Content Description
「一期一会」「晴耕雨読」など漢文で表される禅語ですが、じつは漢字一文字からも禅的思考を読み取ることができます。
生老病死はもちろん、空、無、虚、悟、的、人、門、耕、泉、寂など、その文字の背景や仏教的意味を知ると、何気なく使っている文字にも意味深い味わいが生まれ、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
たとえば「雲」。
【解説】
その昔、雲は龍の動いた痕とも見られ、また山の「岫(しゅう)」という洞穴から湧き出るとも思われた。
しかしいずれにしても行く先は風任せ。無心の動きを妨げるものはない。
水もまた縁に従い、無礙(むげ)自在に滞りなく流れていく。
こうして「行雲流水」の如く、自在に場所や形を変えつつ師を求めて行脚する様子から、禅の修行僧を「雲水」と呼んだ。
そんな自由な時代が羨ましい。私は先輩に「ここに居たまま旅をせよ」と言われた。
本書では、芥川賞作家であり禅僧でもある玄侑宗久氏が、「毎日の一文字」365字を選定。
その文字に込められた禅的・仏教的なものの考え方や見方などを、遊び心満載の文で解説します。
【著者紹介】
玄侑宗久 : 臨済宗福聚寺住職。花園大学仏教学科および新潟薬科大学応用生命科学部客員教授。2001年「中陰の花」で芥川賞、09年妙心寺派宗門文化賞、12年仏教伝道文化賞沼田奨励賞、14年「光の山」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。東日本大震災後は政府の復興構想会議委員、被災地青少年支援のための「たまきはる福島基金」理事長を務めた
菅沼雄風 : 1957年生まれ、東京都八王子市出身。宇宙航空関連製品(ロケット・衛星)の営業・購買及び生産管理業務に携わりながらも書作活動を続ける。2022年に定年退職後、書家・書道講師・書道塾経営に専念、地元八王子で書道普及活動に奮闘中。現在八王子書道連盟会長、群鵞書道院常任総務(書道誌「書之世界」発刊)、独立書人団会員、毎日書道展会友、香風会会長、八王子書道会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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starbro
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読了日:2025/04/02
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読了日:2025/05/14
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